出版社内容情報
人をどのようにして変化させるか。家族療法の考え方の基礎を説き明かしつつ,学校,企業,地域,民族,国家といった社会のシステム一般を貫ぬく変化の理論を構築。
内容説明
人をいかに変化させるか。どのようにして人間の問題は生起し、持続したりまた解決にいたるのか。変化の現象一般に焦点を当て従来見過ごされてきたその種類や性質をも把握しつつ具体的・実践的な事例を引用し問題の解決へと導き、学校、企業、地域、民族、国家といった社会のシステム一般をつらぬく変化の理論の構築を試みる。〈家族療法〉という心理療法上の新パラダイムを拓いたワツラウィックらの思考の原点を明確に示す。
目次
第1部 持続と変化(理論的な見通し;実践的な見通し)
第2部 問題形成(「同じことの繰返し」もしくは解決が問題になってしまう時;極端な問題軽視;ユートピア・シンドローム;パラドクス)
第3部 問題解決(第2次変化;リフレイミング技法;変化の実践;変化の実践―事例検討;さらなる見通し)