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叢書・ウニベルシタス
自動車と移動の社会学―オートモビリティーズ

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  • サイズ B6判/ページ数 455,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009426
  • NDC分類 361
  • Cコード C1336

内容説明

オートモビリティ、すなわち「自動車と運転者からなる複合体」を、二十世紀の時間‐空間的編成を支えてきた流動的な相互連関のシステムとして把握する試み。

目次

自動車移動の「システム」
都市をドライブする
運転者‐自動車
移動性と安全性
自動車移動とナショナル・アイデンティティ―表象、地理、運転の実践
自動車とネーション―戦間期におけるイギリスとドイツの自動車移動観
ドライブの場所―マルク・オジェ、非‐場所、イギリスのM1高速道路の地理
自動車の三つの時代―自動車の文化的論理
オート・クチュール(Auto Couture)―戦後フランスの自動車を考える
自動車が動かす感情―自動車を感じること
自動車移動とサウンドの力
高速道路でオフィスワークをする

著者等紹介

フェザーストン,マイク[フェザーストン,マイク][Featherstone,Mike]
1946年生まれ。ノッティンガム・トレント大学研究教授、理論・文化・社会研究所(Theory,Culture & Society Centre)所長

スリフト,ナイジェル[スリフト,ナイジェル][Thrift,Nigel]
1949年生まれ。ウォーリック大学副学長、ブリストル大学名誉教授。専門は人文地理学

アーリ,ジョン[アーリ,ジョン][Urry,John]
1946年生まれ。ランカスター大学特別教授。専門は社会学

近森高明[チカモリタカアキ]
1974年生まれ。2002年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(社会学専攻)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。日本学術振興会特別研究員を経て、2006年より日本女子大学人間社会学部講師。専攻は文化社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鏡裕之

1
自動車がひとつの居住空間であり、「家でありながら家とは遠く離れたところにある空間」という特徴を持つ、ゆえに車は家のライバルとなるという指摘は、非常に興味深かった。しかし、ポストモダン文化の認識について勘違いがある。「ポストモダン文化を特徴づけるのは、とりわけエリート文化と大衆文化のあいだの差異の崩壊である(p296)」とあるが、大衆文化の間でも、様々な差異が生まれ、結果、人々は島宇宙に住んでいる状態に分断されてしまうというのが、ポストモダン文化である。もっと勉強していただきたい。2013/12/29

てまり

0
抽象的なところは理解が難しいので、具体的な話の部分だけ熟読。おもしろかったけど、そこだけ読むとわりと当たり前の話ではある。2011/01/12

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