叢書・ウニベルシタス
社会の芸術

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  • サイズ B6判/ページ数 738,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588008009
  • NDC分類 701.3
  • Cコード C1336

出版社内容情報

多様性と個性の世界である芸術は,社会システムの中でいかにして存在するのか。他の社会的諸機能システムとの相互的な刺激の可能性を示唆する,芸術の社会理論。

内容説明

芸術は、はたして社会を超越した特権的な領域なのだろうか?芸術システムにこそ「社会的なもの」の特質を見いだし、他の諸システムと比較可能なレベルで「芸術」を読む。

目次

第1章 知覚とコミュニケーション―形式の再生産について
第2章 ファースト・オーダーの観察とセカンド・オーダーの観察
第3章 メディアと形式
第4章 芸術の機能と芸術システムの分出
第5章 自己組織化―コード化とプログラム化
第6章 進化
第7章 自己記述

著者等紹介

ルーマン,ニクラス[ルーマン,ニクラス][Luhmann,Niklas]
1927年ドイツのリューネブルクに生まれる。1968‐1993年ビーレフェルト大学社会学部教授。70年代初頭にはハーバーマスとの論争により名を高め、80年代以降「オートポイエーシス」概念を軸とし、ドイツ・ロマン派の知的遺産やポスト構造主義なども視野に納めつつ新たな社会システム理論の構築を試みる。90年前後よりこの理論を用いて現代社会を形成する諸機能システムの分析を試み、その対象は経済、法、政治、宗教、科学、芸術、教育、社会運動、家族などにまで及んだ(それらを扱った著書の多くは法政大学出版局より翻訳刊行予定)。1998年没

馬場靖雄[ババヤスオ]
1957年、新潟県生まれ。1988年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、大東文化大学経済学部教授
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