叢書・ウニベルシタス<br> 言語の牢獄―構造主義とロシア・フォルマリズム

叢書・ウニベルシタス
言語の牢獄―構造主義とロシア・フォルマリズム

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  • サイズ B6判/ページ数 262,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588002533
  • NDC分類 904
  • Cコード C1390

出版社内容情報

該博な文献渉猟と透徹した分析により,構造主義とフォルマリズムに共通する可能性と限界を抉り出し,言語決定論を超えて社会意識と歴史を救済する方法を模索する。

内容説明

ソシュール言語学の共時的方法が構造主義とフォルマリズムに与えた影響を検証しつつ、二つの世界認識の方法に共通する可能性と限界を該博な文献渉猟と透徹した分析によって明確に抉り出し、言語的決定論を超えて社会意識と歴史を救済するための方法を模索する。

目次

1 言語モデル
2 フォルマリズムの冒険
3 構造主義の冒険

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鵐窟庵

5
三鷹天命反転住宅で一気に読んだ。論理学と記号学の対立、通時態と共時態の共役不可能、の指摘からフォルマリズム、構造主義の限界を批判的に論証する。その限界とは元来、言語とは実在の代替であり、それがメタファー(類似の代用)やメトニミー(欠陥の補填)の使用によって、体系間の横滑りと構造の変形が繰り返される、それによって結果的に、記号の階層によって構築される牢獄から抜け出すことが出来ず、実在から切り離された抽象的虚構でしかない。カント以来の哲学者の内在・外在的論理の限界の批判的論証には、相関主義批判すら見て取れる。2019/08/13

てことこ

1
難しいけど面白い。こういうの読んでると勉強してる気がするなー。とくに共時態と通時態の区分という観点からフォルマリストの物語分析を整理するところとか2009/06/05

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