叢書・ウニベルシタス<br> ミニマ・モラリア - 傷ついた生活裡の省察

叢書・ウニベルシタス
ミニマ・モラリア - 傷ついた生活裡の省察

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  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588000874
  • NDC分類 104
  • Cコード C1310

出版社内容情報

現代文明に無惨にも蚕食された個人生活の隠微な局面,あるいは個人との関わりにおいて捉えられた人生百般や文化の諸領域に深く立入り省察される著者の哲学の真髄。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンノート

7
様々なテーマを論じる随想を集めた本。「ミニマ」の言葉通り、小論がたくさん読める。なにかひとつ巨大なテーマがあるわけではない。断章同士の一貫性はほとんどない。だがあるとしたら、根底にあるのは批判的な精神だ。 社会や物事を批判的に見ることによって、真理をあぶりだすように提示する。そういう体裁を取っている。その中でも、まるで詩人のような節がところどころに現れるのが新鮮な気持ちにさせられる。変容する社会を嘆くのは、時代を問わないことがわかった。家庭や礼節の崩壊を憂う箇所など、そのまま現代論でも通用すると思った。2016/01/25

じょに

1
アドルノ大先生の文句たらたら集。よくアドルノは「高所からの云々」と揶揄されたりするんだがその批判は半分的外れ。というか、そう言うことでアドルノの首を穫ったみたいな気になって、読む必要無しとしてしまうのは凄く勿体ない。普通に読めば一瞬で分かるが、アドルノはブルジョア文化を立てている訳では全然ない。言うなればアドルノの大衆批判は否定弁証法的な振る舞い。2009/08/16

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