出版社内容情報
安政五年に締結された「日米通商条約」は本当に「不平等」だったのか?関税障壁20%はどのような意味を持っていたのか?
アメリカ総領事・ハリスはどのような人物だったのか?
「不平等条約」の真実に迫る。
内容説明
イギリスに対抗、アヘン貿易禁止で同調した日米連携。
目次
第1部 日米通商条約の経緯(ペリー来航と日米和親条約;日米通商条約の無勅許調印;桜田門外の変)
第2部 関税率二〇%を容認したアメリカ(関税率二〇%はどのようにして決まったか;尊王攘夷運動がもたらした関税自主権の喪失)
第3部 アメリカ総領事ハリスの親切(日本へ来たハリス;交渉人としてのハリス;唐人お吉物語その虚構と真実)
著者等紹介
鈴木荘一[スズキソウイチ]
近代史研究家。昭和23年生まれ。昭和46年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、その的確な分析力には定評がある。平成13年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている
関良基[セキヨシキ]
拓殖大学政経学部教授。昭和44年生まれ
村上文樹[ムラカミブンキ]
曹洞宗瑞龍山玉泉寺住職。昭和25年生まれ。駒澤大学文学部卒業後、昭和48年から三三年間、下田市役所勤務。平成13年より瑞龍山玉泉寺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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