祝!中古良品―アカセガワ版養生訓

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784584189368
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「新品なにするものぞ!」 
風雪・万病に耐えたわれら中古人間こそ、味のある逸品・良品だ!
キズあり、シミあり、オイル切れでも、中古人生に味わいあり。中古・中高年には豊富な知識と経験が詰まっている。
「中古良品を誇りたい!」
ベストセラーになったあの『老人力』の生みの親(尾辻克彦・名で芥川賞作家)が書き下ろす究極の脱力系「養生・人生論」。
年をとるのが愉しくなる!

【目次】
まえがき
第1部 おねしょ少年の自伝的養生訓
第1章●告白
第2章●欲とつきあう
第3章●病とつきあう
第4章●老とつきあう
第5章●死とつきあう
第2部 貝原益軒先生にきいてみよう   
特別養生対談●『中古品バンザイ!』ゲスト*南 伸坊

【著者紹介】
赤瀬川原平(あかせがわ げんぺい)
1937年横浜生まれ。本名赤瀬川克彦。武蔵野美術学校を中退。前衛芸術家として、アンデパンダン展などで活躍する。ペンネーム尾辻克彦で1979年『肌ざわり』で文壇デビュー(中央公論社新人賞受賞)。1981年『父が消えた』で芥川賞を受賞。1983年『雪野』で野間文芸新人賞を受賞。ハイ・レッド・センター、「櫻画報」、宮部外骨研究、勅使河原映画の脚本、路上観察学など、その活躍は多方面に及び、また中古カメラの世界にも造詣が深い。
『老人力』(筑摩書房)はベストセラーになり、老人力の生みの親として知れ渡る。
『優柔不断術』『路上観察学入門』(ちくま文庫)、『ボケかた上手』『軽老モーロー会議中』(新潮社)、『目玉の学校』(ちくまプリマー新書)など。最新刊は『中古カメラの逆襲』(筑摩書房)、『芸術原論』(岩波現代文庫)。「小説新潮」での東海林さだおとの『軽老モーロー対談』が大好評、長寿連載続行中。

内容説明

キズあり、シミあり、オイル切れ…中古人生に味わいあり。「新品なにするものぞ!」「老人力」の生みの親が書き下ろす脱力系「養生的人生論」。

目次

第1部 おねしょ少年の自伝的養生訓(告白;欲とつきあう;病とつきあう ほか)
第2部 貝原益軒先生にきいてみよう(養生とはメンテナンスなり;睡眠欲;睡眠は側臥 ほか)
特別養生対談 中古品バンザイ!(ゲスト・南伸坊)(はじめての救急車;締め切りというストレス;中古良品を誇りとす ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

30
なるほど。あれは植物ワイパーと呼ぶのか。無意味なワイプだな。2014/04/26

katoyann

18
貝原益軒の養生訓をひもとき、老齢を迎えた著者の生活実感を綴ったエッセイ。「左翼」は夜型の生活を送るという視点が面白い。健康を志向するなら思想を持つことも含め、「左翼」スタイルを改めようと自虐的に述べる。『老人力』の大ヒットもあって、知らない人は軽妙洒脱なエッセイストとしての風貌をイメージするだろうが、元々は千円札を芸術作品として作り、国家権力に目をつけられた人物。飄々と書きながら、金儲けや権力などの欲得に対しては嫌味を言う。面白いけど、毒もある。楽しい読書になった。2021/10/09

Ryokan

0
自分が中古品であると自覚せず、ここにきてこれを読み「なるほど!」と目から鱗だった。この歳になって読んで初めて飲み込めた事実。多分自分が中古品だとつゆ知らず生きてきた若いころには読んでも面白くなかっただろう。そう考えれば人間ちょぼちょぼ、なるようになるとストレスためず養生すればこの先の余生(余命)もなんとなく楽しく生きていける気がする。2016/04/25

chiko

0
最初は面白かったのだが、後半は苦労した。うんうんと首肯するには私にはまだ人生修業が足りないようだ。2015/06/17

TAKAMI

0
赤瀬川氏の本を読んでみたいと思っていてとりあえず読んでみたが、晩年の健康に関するエッセイだった。しかしこれでも著者の人となりは感じられた。タイトルにもなっている「中古良品」という言葉もいい。健康は、新品を意味しない。ところどころ問題もあるけれど、使い込まれている様。その気持ちがいいよね。次は路上観察に関する本を読みます。2015/06/05

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