内容説明
愛と勇気の元監察医・上野正彦が真相を語り尽くす最新刊!すべての真実を告げるために、再び死体は語る。
目次
第1章 自殺の真実(悲惨な首吊り自殺の現実;体内が破壊しつくされる飛び降り自殺;入水自殺・溺死 ほか)
第2章 事件の真相(覆された事実;独自の推理で事件を語る;血痕が教える真実 ほか)
第3章 監察医の事情(どの死体にも事情がある;悲しい遺族、幸せな遺族;危険にさらされる監察医 ほか)
著者等紹介
上野正彦[ウエノマサヒコ]
1929年、茨城県生まれ。東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。1959年、東京都監察医務院監察医となり、1984年に同医務院長となる。1989年退官。同年、初めての著書『死体は語る』(時事通信社)を出版、60万部のベストセラーとなる。その後もコンスタントに著作を重ね、鋭い観察眼と洞察力によって読者を強く惹きつけ続けている。また、法医学評論家としてテレビ・雑誌などでも幅広く活躍し、犯罪コメンテイターの第一人者として広く知られる。現在、お茶の水医療福祉専門学校グループ名誉校長、杉並精神作業所アゲイン運営委員長も務める
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感想・レビュー
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Humbaba
5
死人に口無し.しかし,それは死体から情報が取得できないことを意味しているのではない.加害者のことを最もよく知っているのは被害者であり,その遺体である.不審な死体は,司法解剖を行うことによって多くの情報を提供してくれる.2012/03/21
りんふぁ
3
死人に口なし・・・ではない。ただ監察医制度が全国区ではないから、場所によっては死人に口なしになってしまうのは哀しい。全国区制度にしてほしい。2013/12/01
misui
2
第一章、自殺死体がどうなるかはなかなか興味深かった。飛び降り自殺で体内が破壊され、骨の重みで辺縁性出血が生じるというのは、思ったよりも人間の体は水っぽいんだなと得心がいった。ただ監察医の知見はいいのだが、とにかく自殺はいけない式の単純な倫理観と、退役軍人さながらのアピールには少々鼻白む。淡々と書いてくれればよかった。2011/06/01
Chihoish
1
「死体は語る」はとても面白かった。こちらは内容がかぶるところも多いけれど、興味深い話が満載です。監察医制度が全国区になれば未解決事件ももう少し減るのではないだろうか。アメリカ人に親子心中が理解できないというのもなるほどなぁ〜2016/03/27
樹燐
1
上野先生の本はとても読みやすい(´ω`)2010/04/01
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