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すぐそこにある希望

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784584180358
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

自殺、格差、老後の不安…どうやって生きのびるか?村上龍の体感エッセイ’05→’07。

目次

クール・ビズと経済制裁
貧乏な老人はどう生きればいいのか
北朝鮮コマンドの「文脈の断片」
「この程度」の外交能力
現代を象徴するキーワードは「趣味」
「微妙な違い」が差異のすべて
「戦争概念」の変化
ライブドア事件と大手既成メディア
民主党と永田元議員の悪夢
大手既成メディアが滅亡する日
「カンブリア宮殿」と「成功者」
攻撃とリスク(ドイツW杯1)
惨敗は洗練と閉塞の象徴(ドイツW杯2)
北朝鮮のミサイルで大騒ぎ
日本はハワイを買えばよかった
レバノン侵攻より梅雨明けが重要なのか
北朝鮮が核実験をした、らしい
ソウル明洞の屋台で考えたこと
国家と個人の優先事項
『半島を出よ』の亡霊のような影響力
「もっと多く救えたはずだ」とシンドラーは…
不祥事で、会社経営者はなぜペコペコ謝るのか
「NO」にあたる否定語がない日本
「どう生きるのか」という問いのない社会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロマンチッカーnao

11
今だに色あせる事のない問題作であり、衝撃作にして名作の『半島を出よ』を書いていたころ、もしくは書き終えた頃に書いていたエッセイ集。半島を出よを読んだ人と読んでいない人では、この時代、この国への問題意識は全く違うし危機感も全く違うものを持つと思うけど、この作品を書いた、村上龍さん自身も、半島を出よを書いて、かなり影響があったことを明かしている。興味深い本でしたけど。。半島を出よをまた読みたくなりました。。この暑苦しい時期にあまり読みたくないけど。。(;´・ω・)2015/07/29

AKIKO-WILL

7
村上龍さんっと言うと小説家だけど未だに読んでなくて、エッセイは何故か読みたくなる。カンブリア宮殿のイメージが強いけど、エッセイには時事ネタやサッカーと音楽や幅広い!2005〜2007年に書いたエッセイだから小泉政権の時で、W杯もヒデが出てきたりとリアルタイムではないから過去を振り返る感じでそう思うともう10年経って居るのかと…そこがある意味驚愕でした。2015/05/08

HedgeHogs

3
・文脈・微妙な差異・アナウンス・わからない・閉鎖的な洗練・成功者謝罪と反省2014/12/30

石野 真

2
村上龍のエッセー。「半島を出でよ」という多分、北朝鮮を描いた小説を書いた後であるので、北朝鮮を巡る日本の対応、マスメディアの報道について多く書かれている。具体的な解決策を提示するということは無いが、何かが違うという感覚には同意できる点が多い。どの小説を読むのが良いのかなという気がするが。2011/05/22

yahiro

2
村上龍の小説はよく読むがエッセイはあまり読んでいなかった。勘違いしないでほしいのだが、別に龍のエッセイが嫌いだというわけではない。ただ、時事ネタがあまり多いから、時間が経つと読んでもピンとこないと思っただけだ。メディアを批判する内容は相変わらずだが、この人はただ正直なだけで、メディアに対する憎しみのようなものはほとんど感じ取れなかった。また、何かの小説を読み返してみようと思う。2013/02/13

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