覚悟―理論派新人監督は、なぜ理論を捨てたのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584134535
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

ダルビッシュ有の穴を埋めるために考えたこと。三原脩、野村克也、藤田元司…名将にあやかる。勝利を目指すために捨てる―。あの日、“栗山英樹”は死んだ。語りおろし!ルーキー監督歓喜と苦悩の備忘録。

目次

序章 やりたい野球なんてない―シーズン終盤、熾烈な優勝争い
第1章 最大の危機をチャンスに変える―キャンプ~開幕。日本人No.1投手・ダルビッシュ有が抜けた穴を埋める
第2章 名将にあやかる―監督・栗山英樹誕生までと、理想のチーム
第3章 組織を動かすということ―人生で一番長い10日間、3月30日~4月9日
第4章 失敗は、成功への一里塚―4月10日~7月17日、悔しい敗戦に学んだ前半戦
第5章 勝利のために理論を捨てることも必要である―シーズンを通して学んだベンチの野球学
第6章 いかに潮目を読むか―死闘となった後半戦、優勝争いのなかで
終章 人と比べない―ファイターズの愛情と、監督への覚悟

著者等紹介

栗山英樹[クリヤマヒデキ]
1961年生まれ。東京都出身。創価高校、東京学芸大学を経て、84年にドラフト外で内野手としてヤクルト・スワローズに入団。1年目で一軍デビューを果たすと、スイッチヒッター、外野手に転向した2年目には29試合に出場。翌86年には107試合、4本塁打、規定打席不足ながら打率3割1厘、88年には3割3分1厘と活躍。はじめて規定打席に到達した89年にはゴールデングラブ賞を獲得。90年のシーズン終了後、ケガや病気が重なり惜しまれながらも引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッキ@道央民

51
言わずと知れた北海道日本ハムファイターズ現監督の栗山監督の著書。監督就任当初の4年前に書かれた本ですね。正直最初はあまり期待してはいなかったのですが野球本としては面白いと思います。あの時の采配の裏側。どんな事を考えて試合に挑んだのかなど後々読んでみてなるほどと思うような所もあったり興味深かったですね。精神論が以外に多く書かれている印象。理論だけでは監督は勤まらないよね。想像以上のプレッシャーの毎日なんだろうな。2016/04/13

Die-Go

42
図書館本。WBCを制した侍ジャパンの監督の自叙伝。日本ハムファイターズの監督になった一年目の戦いを就任のところから振り返る。理路整然と語られていて読みやすさ抜群。大学で栗山さんが講師をして下さってあまりの面白い授業に二年続けて履修した覚えがあります。楽しかったなぁ。★★★★☆2023/08/13

再び読書

30
栗山氏が真面目で誠実なことがわかる本。ただ、弱いチームを強く出来るう実力があるかまでは窺えない。意地の悪い言い方をすれば、勝てる可能性が高いチームをうまく導いたと言える。それと解説者として野球を分析するのと、現場でチームを率いるプレッシャーに天と地ほどの差があるのがよくわかる。ただし、選手としての実績を考えれば、監督になれた並外れた努力と真摯な人柄が推察されるので、これからの期待値は高いと思い、これからのプロ野球界を考えると楽しみです。岩館、田中、鶴岡、稲葉との話は面白い。現役時代の福良氏もいぶし銀でした2014/05/25

Kaz

17
前から気になっていた本。大谷の二刀流や斎藤の起用法、中田の育成、若手の抜擢など、彼ならではの采配は魅力的。就任一年目での優勝は称賛に値するが、その後の成績は、ありきたりのものになってしまったのが残念。監督としての彼の姿勢は非常に勉強になる。今期の日ハムの動向に注目したい。2016/02/04

ほっしー

15
北海道日本ハムファイターズの監督に就任した著者の1年目の備忘録。サブタイトルで理論を捨てたと書いてあるけど、基本的には理論重視だと思う。送りバントでは得点の有無で見るとやらない方が確立が高いとのこと。一方、要所では理論より直観重視の采配をしている。人は理論だけでは動かないので、強い思いで動かすことも大切だと改めて感じた。また、当時を振り返る意味でも楽しめた。岩舘の同点タイムリーは懐かしいなあ。レギュラーを掴む前の西川や、稲葉、金子、糸井など引退や移籍をした選手の活躍も懐かしかった。2019/09/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5516968
  • ご注意事項