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シンプル族の反乱―モノを買わない消費者の登場

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  • サイズ B40判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584131817
  • NDC分類 675.2
  • Cコード C0230

出版社内容情報

日本企業最大の危機!なぜ若者は「消費」しないのか?

団塊ジュニア以降の新しい消費動向がこの一冊でわかる!
●なぜユニクロだけが売れるのか?
●なぜ無印良品は人気なのか?
●なぜ若者はクルマを買わないのか?
●なぜ百貨店は売れないのか?
●エコ志向は消費や生活をどう変えるか?

勝間和代氏推薦!(経済評論家・公認会計士)
「シンプル族のはしりとして、共感します。この価値観、ぜひ、理解してください。」

辻井喬氏推薦!(セゾン文化財団理事長)
「これは今回の世界同時不況に対する最初の総合的な分析である。」

内容説明

自動車販売は減っているが自転車は人気だ。百貨店は苦しんでいるがユニクロは絶好調だ。エコ志向、ナチュラル志向、レトロ志向、和風好き、コミュニティ志向、先進国より世界遺産、農業回帰…新しい価値観が台頭してきたのだ。シンプル族が日本を変える。

目次

第1章 シンプル族とは何か?(自動車離れが進んでいる;自転車の人気が上昇 ほか)
第2章 シンプル族の価値観とライフスタイル(シンプル族の生活原理;シンプル族の志向性 ほか)
第3章 シンプル族の衣食住遊(シンプル族の特徴;シンプル族の「衣」 ほか)
結 シンプル族がつくる社会(シンプル族は中流の質的変化;シンプル族がつくる「共費社会」 ほか)

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
カルチャースタディーズ研究所主宰。消費社会研究家、マーケティング・アナリスト。1958年生まれ。82年、一橋大学社会学部卒。パルコに入社し、『アクロス』編集長を経て90年、三菱総合研究所入社。99年、カルチャースタディーズ研究所設立。若者の価値観、ライフスタイルなどの世代研究で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

太田青磁

12
図書館で斜め読み。ウチは著者のいうシンプル族に含まれるのかなあ。ロハス、カルチュラル・クリエイティブスは自発的で質素な暮らしを信じる人たち。読書好き、ステイタスを誇示する外観が趣味に合わないから新築やクルマは好きでない。異国情緒のある、冒険的で知的な旅が好き。ウチのおくさんの愛読書は『ku:nel』『天然生活』『暮らしの手帖』だし『無印良品』は家具も衣類もたくさん。クルマはないけど、3人家族で自転車は4台。賃貸で慣れちゃうと、コーポラティブハウスはちょっと面倒な気がしますね。2012/10/08

Kentaro

7
ダイジェスト版からの要約 無印良品がなぜ人気を持続しているのか。「無印良品」の第一の魅力は「わけあって安い」ということだ。「わけがある」とは一種のストーリー性である。ストーリー性をシンプル族は好む。素材を吟味し、工程の無駄を省き、余計なデザインやネーミングを省き、包装を簡略化することにより値段を抑える。そういう「わけ」が消費者を納得させる。しかも品質は一定水準を確保する。無印良品は、生産者側の意図やメッセージを押しつけない。無印良品が支持されるのは、まさに、すでにある自分の暮らしを邪魔しないからである。2018/06/22

Megumi Hirayama

4
2009年刊行なので、経済感覚は少し古く感じたが、団塊ジュニア以降生まれが、高級品よりも商品のストーリー性に消費意欲が湧く、との解説に納得。ユニクロ、無印良品がこの辺りの世代から市民権を得て行くと。バブリー世代とは対極、と見られる世代だが、まあとにかく氷河期世代なのですよ。この本の刊行時はまだ就職氷河期ってあまり取りざたされていなかったのだろうか。不安定な職、低賃金が消費意欲を減退させ、安くて良いものを長く使う傾向になっていったと思われるが…。2019/10/02

yin

2
シンプル族、とは言い得て妙だなぁ、と。2009/07/10

Naota_t

2
★3.0 『下流社会』で有名な三浦展氏の本なので期待して読んだのだが、かなり外れた。単純にバブルがはじけて、その時代を享受しなかった人たちは反動でシンプルでロハスは暮らしを目指す人が多い。ユニクロや無印良品がはやり、車や効果なものは売れなくなる。今やユニクロは「高級ベーシック」となり、完全に市民権を得ている、無印も言わずもがな。サステナビリティが叫ばれる昨今、物を売る側はまずはシンプル思考なブランド価値がないと消費者に選ばれない時代になってきた。私も実は「無印の家」に住みたい一人である。2018/10/03

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