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病む女はなぜ村上春樹を読むか

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124390
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0295

内容説明

ハルキストであることは、病である。ポルノが世界文学といわれる、その理由とは―。森鴎外・堀辰雄・古井由吉から連なる女のイメージ。村上春樹にハマるという不幸。

目次

第1章 村上春樹はノーベル文学賞をとれるのか(ノーベル文学賞受賞には根回しが必要か;ノーベル賞委員会は通俗小説を嫌う ほか)
第2章 ニンフォマニアの文学世界(国木田独歩の子孫説;最新作『多崎つくる』について ほか)
第3章 精神を病むというファッション(白血病の死が陳腐になる;文学の中の精神の病 ほか)
第4章 村上春樹から俗物問題を考える(バカにされない注文の仕方;クラシックとオペラの客はスノッブだらけ ほか)

著者等紹介

小谷野敦[コヤノアツシ]
1962年、茨城県生まれ、埼玉県育ち。比較文学者、作家。東京大学英文科卒、同大学院比較文化専攻博士課程修了。学術博士。主な著書に『聖母のいない国』(青土社、サントリー学芸賞受賞、その後河出文庫)がある。小説『母子寮前』が芥川賞候補作に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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