内容説明
著者は、大学時代は大いに悩み、大いに迷いなさいという。あるいは、大学時代には白いキャンバスに新たな自画像を描き始めなさいともいう。自分という人間がどういう人間であるかを見いだし、そして、さまざまな経験を積み、できるだけ多くの人生の選択肢を用意したい時期である。そのためにまず必要なものは、読む、書く、考える力であるまいか。経験を経験としてしっかりと認識するにも、正しい選択肢を選び出すためにも、これらの力が要求される。本書では、そうした力や技術はどうすれば身につくかをわかりやすく述べている。
目次
第1章 なぜ大学に行く必要があるのか
第2章 モラトリアムを活用する場としての大学
第3章 大学をどう活用するか
第4章 自分のやりたいことを見つける場としての大学
第5章 大学時代はとにかく本を読んで欲しい
第6章 本の読み方、使い方
第7章 より深く考えるために表現技術を身につける
第8章 どう生きるか、何で生きるかを考える