ベースボール・マガジン社新書
昭和の魔術師―宿敵 三原脩・水原茂の知謀と謀略

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  • サイズ B40判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583101439
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

水原‐三原、三原‐水原の戦いは、少年時代から大学‐プロと全野球人生を投じた対決だった。ふたりをめぐる人間劇が熱かったのも、ふたりの対決意思が熱かったからだ。それが試合を熱くし、球界を熱くした。いま、およそ100年前に生まれ、50年前の日本プロ野球を活気づけたふたりの物語を甦らせようというのは、あらためてその“熱さ”を伝えてみたかったからともいえる(プロローグより)。昭和を彩る球界随一のライバル伝。人間っぽくて痛快なドラマがここにある。

目次

第1章 初対決・日本シリーズ前後
第2章 雨、三塁線、メンバー変更
第3章 淵源・高松という名の土壌
第4章 ホームスチール リンゴ事件―早慶の対立
第5章 退団、そして復帰への道
第6章 協調・戦争・再会
第7章 対決前夜
第8章 そして、最後はお互いを称え合った

著者等紹介

田村大五[タムラダイゴ]
1935年、新潟県柏崎市生まれ。54年、ベースボール・マガジン社に入社。『週刊ベースボール』編集長を務め、59年には報知新聞社に移り、西鉄ライオンズ、読売ジャイアンツ担当を経て運動部長、編集委員を歴任。75年にベースボール・マガジン社に復帰、『週刊ベースボール』編集長、編集局長、常務取締役、顧問を務め、現在はフリーで健筆をふるう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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イチゴタルト

2
著者村大五さんが「8万字では書ききることができない」と言ったように、三原さんと水原さんの関係は深いと言えるのではないでしょうか。もっともっと二人の関係を知りたくなる1冊です2017/07/13

snakedoctorK

1
やはり、この二人は因縁のふたりです。香川県、高松商と高松中、慶応と早稲田、巨人とライオンズ 因縁続きです2012/11/28

カワセミ型疫病吐き

1
巨人、西鉄の長く担当記者をしていた田村大五氏の著書。日本の野球の歴史を語る上で、水原茂、三原脩の二人は絶対に外せない。人類史においても、これほど数奇な運命を辿った宿敵の構図はあっただろうかといいたくなるほど、野球を通して二人の人間関係の凄さを感じた。日本のプロ野球は、この二人から始まったともいえる一冊です。黎明期のプロ野球に感心がある方には、ぜひともオススメしたい一冊です。2012/03/15

YOS1968

1
長く報知新聞の読売・西鉄担当記者であった著者が描く、戦前から戦後にかけてのプロ野球界に燦然と輝く三原と水原の二人天才像。今のプロ野球と違った楽しみがあった。因縁そして運命が渦巻く物語はドラマティックだ。それにしても田村大五の急逝は惜しまれる。もっと読みたかった。2010/10/25

Decoy

1
この二人の対決こそ、日本プロ野球史のピークであろう。あまりにも劇的すぎる。三原脩/西鉄ライオンズ本は何冊も読んだが、エピソードが熱すぎて、どれも楽しめる(本書はちょっとエピソードの選択・削除の仕方がうまくないような気もするが…)。2011/07/18

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