平凡社新書<br> 学校に入り込むニセ科学

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平凡社新書
学校に入り込むニセ科学

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582859256
  • NDC分類 404
  • Cコード C0240

出版社内容情報

エセ科学を広める右派教育団体、親学、EM菌、水からの伝言、肉食悪者説、誤った脳科学……教師や生徒の善意を悪用し、学校教育に侵入するニセ科学を第一人者が一刀両断。

内容説明

『水からの伝言』、EM菌、ゲーム脳、白砂糖有害論…。一見科学的な装いをしながら、実際には科学的な根拠はなく教員や生徒の「善意」を利用して勢力を広げるニセ科学。そのオカルトまがいの言説はいま、学校教育の土台を揺るがすところまで来ている―。その危険性に警鐘を鳴らしてきた第一人者が学校に侵入する怪しげなニセ科学を一刀両断。

目次

第1章 ニセ科学はなぜ危険か
第2章 ニセ科学に危機感を持った『水からの伝言』
第3章 学校や環境活動に忍び込むEM
第4章 学校にニセ科学を持ち込んだ右翼教育団体
第5章 脳をめぐるニセ科学
第6章 食育をめぐるニセ科学
第7章 子どもたちを原発の旗振り役に―エネルギー・環境教育
第8章 他にもいろいろニセ科学
第9章 ニセ科学にだまされないようにするために

著者等紹介

左巻健男[サマキタケオ]
1949年、栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は理科教育。東京大学教育学部附属中学校・高等学校教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学教授などを歴任。「RikaTan(理科の探検)」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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absinthe

224
恐ろし。ニセ科学はこんなにも教育現場を荒らしていたのか。暴かれるニセ科学の実例を読んでいるともうあの『トンデモ本の世界』を思い出す。EM、脳科学、水伝。なんとなく子供の情操のためという言い訳が用意されていてかえって気味が悪い。中には不衛生を奨励するかのようなうっかり信じてしまったでは済まない事例まである。迷信をすっかり排除するのは難しいがかんたんな努力で防げることはありそうだ。2020/07/29

修一郎

88
水からの伝言とか奇跡のリンゴなどはサイエンスの雰囲気を纏って情感に訴えると道徳の教材にはうってつけなのだろう。情熱的な先生が採用して自発的に教育技術を紹介し合うことで伝播していくのだ。こんな先生は一定数いるのだと思う。教師の素養にも関わることで根が深い。個別団体や個人への攻撃が多くてトンデモ食育への問題提起を期待していたのでちょっと違ってました。あまたあるダイエット法はまぁいいとして,ダイエット法とごっちゃになって錯綜していると思う糖尿病対策/高血糖対策についてもっと糾弾して欲しいな。 2020/02/14

きみたけ

87
著者は同志社女子大学教授や法政大学教授などを歴任、「RikaTan(理科の探検)」編集長の左巻健男氏。「科学っぽい装いをしている」あるいは「科学のように見える」にもかかわらず科学とは呼べないものを「ニセ科学」と言うが、学校に侵入する怪しげなニセ科学について警鐘を鳴らしています。マイナスイオン、水からの伝言、EM菌、ゲーム脳、親学、右脳型と左脳型、オオカミに育てられた少女など。関係各署の副教材のチェックと先生の科学リテラシーの向上を願います。(日本の大人の科学リテラシーは先進国の中で群を抜いて低いそうです)2022/01/05

yamatoshiuruhashi

65
学校がどれほど「ニセ科学」に浸透されているか。読んでいて恐ろしくなる。水に「ありがとう」と声をかけたり張り紙をしていると綺麗な結晶になり、「ばかやろう」と書いておくと汚い結晶になる。その捏造証拠写真と並べて子供に見せて置き、ヒトの体の大部分は水だから悪い言葉をかけると悪い体になるので、良い言葉をかけあいましょうね…。良い言葉で話すことと捏造を同一線上で語る教育は恐ろしい。それが思想的右派でも左派でも。本当の「科学的思考」を皆が持たねば国中がカルトに支配されることになる。恐ろしい。2021/09/01

rigmarole

54
印象度B+。「水伝」やEMといったSFが授業で科学的事実として語られているという実態に愕然。教員の科学リテラシーがここまで低いとは。特に、科学の何たるかを教える理科では、決して教えないか、逆に、非科学的であることを教えるための教材にするといいかも。ましてニセ科学で商品を売るのは詐欺です。もっとも、危機感は理解できるし論法は正しいのですが、そんなに狭量にならなくともという気もします。私の見解としては、非科学的な言説もアリでしょうが、一方で、生徒には科学的見地から胡散臭さを見抜く能力を養ってもらいたいです。2020/01/31

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