平凡社新書<br> 現代アラブ混迷史―ねじれの構造を読む

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平凡社新書
現代アラブ混迷史―ねじれの構造を読む

  • 水谷 周【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 平凡社(2013/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856699
  • NDC分類 312.28
  • Cコード C0231

出版社内容情報

アラブ政治における混乱の原因は、倫理と法の近藤による、イスラーム諸国の正義をめぐる考えの不一致にある。その歴史的経緯をたどり直すことで、ねじれた糸を解きほぐし、革命の出口を探る。

内容説明

オスマン帝国の崩壊に始まる「ねじれの構造」は、植民地主義を経て現在に至るまで続いている。この事態をさらに複雑化させているのがイスラームの政治文化―イスラーム道徳に基づく政治判断、独裁制である。混迷する現代アラブ政治の内実を、ムスリムである著者が自身の経験と研究から分析。中東はなぜ分かりにくいのか?素朴な疑問に答える、アラブ理解に必読の書。

目次

正義とアラブ政治―倫理と法の混同
第1部 アラブ政治の枠組み(現代アラブ諸国の誕生;民主主義論争の展開)
第2部 アラブの政治指導(エジプトのフスニ・ムバラク;イラクのサダム・フセインとリビアのカダフィ;チュニジアの二人の大統領とシリアのアサド父子;イエメンのサーレフと湾岸諸国)
第3部 イスラームの政治文化(「イスラーム力」の再認識;「イスラーム力」を直視する)
イスラーム国家の可能性を巡って

著者等紹介

水谷周[ミズタニマコト]
1948年京都生まれ。京都大学文学部卒業後、カイロ大学、ロンドン大学を経て博士(中東史、ユタ大学)。在エジプト、サウジアラビア日本大使館や国連代表部勤務、九州大学及び東京大学講師、アラブ・イスラーム学院学術顧問などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

10
「イスラームと民主制は果たして、共存して、握手することができるのであろうか…ところで民主制を語るときに…何をもって民主主義と見なすのであろうか…第一に、自由で公正かつ定期的な選挙により、権力の座を争うこと…第二は、包括的な政治参加を認めるということ…第三には、市民権が確保されていること…以上の実質的な三要素を思い浮かべると、中東イスラーム圏ではそのままパスする国は見当たらない」「民主主義を採用するにしても、きれいさっぱりと神権に見切りをつけることも難しく…イスラーム法を全面的に施工するには…問題が山積み」2018/04/30

Francis

4
オスマントルコ帝国の崩壊以降続いているアラブ世界の独裁制などの政治上の混迷について考察する。著者は混迷の原因を「イスラーム力」と言う造語を用いて、イスラームの影響が今なお強いことに求めている。とは言え、この言葉の定義も今ひとつ曖昧でちょっとわかりにくい。この本が書かれた後のエジプト革命の終焉に見るとおり、今後もアラブの混迷は続きそうではあるが、ジャスミン革命など無血革命が新たな時代をもたらす可能性についても触れており、そこにささやかながら希望を見いだすべきか。2014/04/11

Hiroki Nishizumi

3
教科書的な本。アラブ社会一般論を知るには悪くないかも。2013/04/18

さとまる

2
ん~、いまいち理解できなかった。各論としてムバラク、カダフィ、フセインらのアラブ政治指導者を解説した第二部はまだしも、イスラームの政治文化(著者曰く「イスラーム力」)に関する部分はイメージを掴めないままだった。もう少し政治やアラブ現代史を学んでから読むべきだったか。2019/10/12

マウンテンゴリラ

2
アラブの歴史は、冷戦終結後のわずか30年足らずの間だけで見ても、混乱を極めており、多くの日本人の感覚としては、それは当該地域諸国が自ら招いた混乱であるとも見えるだろう。しかし本書を読むと、アラブの現代史がいかに大国のエゴイズムによって翻弄されてきたかということが極めてよく理解できる。古くはオスマントルコ帝国の支配、独立後はイギリスやフランスの介入、さらには、石油資源とその利害に絡む、アメリカによる支援の名のもとによる間接支配や軍事攻撃など枚挙にいとまがないほどである。→(2)2017/06/03

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