内容説明
土地所有の歴史、都市計画、住宅政策、不動産格差など、不動産を通じて明日の日本社会を考える。
目次
序章 国と家計のバランスシート(日本では、家計が国の尻拭い;バランスシートで見てみると;いつか来る、本当の「尻拭い」の時)
第1章 日本の街は、なぜ汚いのか(日本の街は、汚いか;なぜ都市計画が必要なのか;日本的な「都市計画」の特徴;環二、環八、成田―遅れる都市施設の整備;シンガポールと中国―二つの華人国家;日本の都市計画―現状と展望)
第2章 土地所有のルーツを探る(日本の土地は誰のものか;土地「私有」のはじまり;武力による土地の奪い合い;江戸時代(近世)から明治維新へ
近代国家と土地所有権のルーツ)
第3章 「不動産格差」―持ち家政策の功罪(持ち家と借家を巡る制度と政策;「土地神話」時代の不動産格差;金ドル本位制の崩壊と混乱の時期;バブルの崩壊と“Negative Equity”;日本の住宅政策)
第4章 グローバル時代の不動産(グローバリゼーションと不動産価格;「マネー」「資本」、そして金融の機能;グローバル時代の「日本人と不動産」)
著者等紹介
吉村愼治[ヨシムラシンジ]
1948年東京都生まれ。東京大学経済学部経済学科、経営学科卒業。73年三井不動産株式会社入社。経理、宅地開発、国際事業、不動産投資顧問、企画調査などの諸部門に勤務。2010年2月より東京大学本部で特任専門員として不動産経営に携わる。税理士、日本証券アナリスト協会検定会員、東洋大学大学院経済学研究科修士(公民連携専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マーム
梅津彰
Ayanosuke
読書依存症
あ