平凡社新書<br> 秀吉を襲った大地震―地震考古学で戦国史を読む

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平凡社新書
秀吉を襲った大地震―地震考古学で戦国史を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 277p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855043
  • NDC分類 453.21
  • Cコード C0221

内容説明

天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。大坂に逃げ帰った天正地震、城が倒壊した伏見地震―。しかしこれは遠い昔のことではない。大地震が続いた秀吉の時代と同じく、私たちも、活断層が活発な「内陸地震の時代」に生きているのだ。「地震考古学」で読み解く、大地に刻まれた「地震」と「人間」の歴史。

目次

第1章 天正地震と武将たち
第2章 大地が語る天正地震
第3章 地震のはざまの天下統一
第4章 伏見城の鯰、暴れる
第5章 伏見地震を引き起こした活断層
第6章 液状化現象の痕跡を読む
第7章 遺跡に残る地割れと地滑りの跡
第8章 地震後の秀吉と豊臣家
第9章 連動する大型地震
終章 現代と将来の地震

著者等紹介

寒川旭[サンガワアキラ]
1947年香川県生まれ。独立行政法人産業技術総合研究所招聘研究員。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。通商産業省工業技術院地質調査所および産業技術総合研究所主任研究員、東京大学生産技術研究所・京都大学防災研究所客員教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

13
秀吉が二回も大地震に遭遇していたとは・・・。皮肉にも記録から人間性が垣間見られてしまう。地震考古学という比較的新しい研究分野がこれからも人々の注意喚起を促す雄弁な証拠になっていってほしいと切に願う。2011/10/17

ちぃ

8
改めて地震の恐ろしさを再認識をいたしました。2022/08/18

renren

6
北陸・近畿住みの人にはぜひお勧めの1冊。秀吉を襲った「伏見地震」は内陸断層型(複合巨大化)なのだが、「京都大阪は地震こないでしょ」という安心がいかに根拠のないものかわかる。わりかし歴史好きと自負していたが、奈良平安はおろか、たった五百年前のことでもこんなに知らないのだなあ。小中学校では学区の郷土史、とくに災害史をもっと厚くするべきと強く思う。自治体も災害史をもっと勉強して備えるべきだ。歴史に、過去の貴重な経験に我々は学ぶべき。2011/06/16

Hiroki Nishizumi

5
歴史を踏まえて地震について細かく説明してある。よく出来ていると思うが、出来うることであればこのような本を阪神淡路大震災の前に出して欲しかった。関西には地震は無いという神話を崩していれば何かしら被害が違ったのではないだろうか。2019/04/01

Eddie

4
地震の予知は無理かもしれないが、ある程度の予測はできそうですね。 地震考古学が発展することで、高精度な注意喚起をいただけることを期待したいです。2022/01/10

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