内容説明
鉄道旅行には「テツの流儀」というものがある。「妄想旅行」から、実際の鉄道旅行、そして帰ってきてからの楽しみまでを、トリビア、ノウハウ、こだわりいっぱいに紹介!そろそろあなたも乗りテツデビュー?テツ歴半世紀の著者が案内する、「乗りテツ」の魅力とその実践。
目次
妄想旅行は止まらない!―鉄道旅行は出かける前から楽しい
1 列車を楽しむ(イヴェント列車に誘われて―あやめ82号高尾行き;今様汽車旅のススメ―SLばんえつ物語号;新幹線の旅は楽しいか?―N700系とひかりレールスター;グリーン車を乗りこなす!―リゾート列車とSuicaで乗る普通列車のグリーン車 ほか)
2 路線を楽しむ、工夫して楽しむ(至福の景勝路線―道東・根室本線;寄り道、のんびり、大回り―博多~長崎、ジグザグ・ルートを行く;近場の穴場路線で遊ぶ―鶴見線、総武流山電鉄;頭と青春18きっぷは使いよう1―水郡線全線を完乗する ほか)
鉄道旅行は三度楽しむ―旅の記録は思い出とともに
著者等紹介
野田隆[ノダタカシ]
1952年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院修了(国際法)。現在、都内の高校で語学を教えるかたわら、ヨーロッパや日本の鉄道旅行を中心とした著作や写真を発表している。日本旅行作家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ターさん
2
私の体内には、微量ではあるが“テツ分”があると思う。しかし、これ程までにのめり込んでいる人に接すると、ちょっとたじろいでしまう。恐れ多くて近寄り難い存在に思えてしまう。青春18きっぷは学生時代から、現在に至るまで利用している(この1年は自粛)。野田氏はこれを使用するために、新幹線や特急を駆使する。そして、グリーン車さえも。超越した発想(?)に畏怖の念さえ覚る。“テツ分”が多いというのはこういうことなのだろう。文章中に出てくる駅名くらいは、地図に表記があっても良いのではないかと思った。旅がしたくなってきた!2021/06/16
広瀬研究会
1
のんびり電車に揺られながら本を読むというのは、読書のシチュエーションとしては極上の部類に入ると(個人的に)思う。だから「乗りテツ」には前から興味はあったんですが、いかんせん青春18きっぷのルールも知らないド素人なので、本書はだいぶ参考になりました。2014/11/29
讃壽鐵朗
1
この頃の、鉄道ブームにあやかった典型的な読み物だが、なかなか楽しめた。 特に、誰でもがきっとしているはずの、「妄想旅行」はこの本を読んで益々楽しくなった。 だが、どうにも宮脇俊三の昔からの愛読者から見ると、勿論内容的には違うのだが、その味わいはとても比較の対象にはなれず、あらためて宮脇俊三の文章のすばらしさを感じた次第。2013/11/15
じゅん
1
テツ分はそれほど濃くはないと自覚していますが、小さい頃に時刻表を読みこんでいたため、急いで読む本がないと、この風の本に手がのびてしまいます。読み始めた時、磐越西線で郡山に向かっていて、そこから自宅に帰るか、水郡線にチャレンジするか悩みましたが、ゆっくり青春18切符で旅した方が良いかと諦めました。水郡線の章がもっと前にあったら、気が変わったかもしれません。乗りテツの楽しみ方はそれぞれかと思いますが、共通のものがあったり、気付かされた点もあったりで楽しめました。パワポで記録を残すというのは楽しめそうですね!2012/07/30
ふら〜
0
多少情報は古いけれど、一応楽しめる。海外の鉄道についても紹介してくれている点も良い。2017/05/20
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- 和書
- 不肖の孫