平凡社新書
将軍家御典医の娘が語る江戸の面影

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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582854190
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

内容説明

“江戸はあんまり泰平に酔っていました”―十四歳で維新に遭遇した御典医の娘みね。彼女の目に「江戸の終わり」はどう映ったのか?福沢諭吉をはじめとする偉人たちとの思い出とともに語られた証言から、幕末・明治維新が鮮やかによみがえる。知られざる名著『名ごりの夢』を読む。

目次

第1章 福沢諭吉に背負われて
第2章 なつかしき江戸の情景
第3章 お姫さまの御維新
第4章 武士でも姫でもなくなって
第5章 薩長にお辞儀なんかするもんか
第6章 すべては夢のように

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年千葉県生まれ。歴史家、文学博士(早稲田大学)。日本近世政治史・経済史専攻。NHK文化センター、東京理科大学生涯学習センターなどの講師、テレビ番組の監修などを務めるほか、日経BPセカンドステージで江戸散歩の連載を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

5
2008年著。題名通りの本で、原文を引用しつつ安藤優一郎が解説する体裁になっている。子供時代の思い出から窺われる江戸の面影は見たこともないのに懐かしい。それが幕末の政変できな臭くなり、著者も否応なく巻き込まれるが、よくぞ生き延びて伝えてくれた。維新史観の見直しの一助になるはず。 薩長に対する幕臣及びその関係者の感情は察すに余りあるが、時にそれが暴走してしまう、原田伊織のように。 著者の幼時、女の子なのに男の子を差し置いてガキ大将とは、やるな。2021/04/09

phmchb

4
「名ごりの夢」(東洋文庫)今泉みねを図書館の所蔵検索で探していたら本書も検索結果に。内容は「名ごりの夢」の解説書である。2019/05/29

みつひめ

2
元の文章が読みやすいようなので、著者による口語訳がわずらわしいかも…。それより、事柄・人名などの解説をもっとしてくれればいいのに、と思った。やはり、元の本を読もう…2012/10/09

なかがわみやこ

2
帯ほど勇ましい話ではなし。2010/06/28

lop

1
晩年に過去の思い出を話した内容とのことでした。 将軍の主治医の娘ということで幕末の志士の話がある一方父が漢方ではなく、蘭学医のため家には蘭学の知識を求める福澤諭吉などが通ってるすごい家でした。 おじいちゃんに会いに行く、一時期住んだ場所も浜離宮ってすごすぎ。 時代の流れや維新後の幕府側の人間の状況など時代の裏側も書かれていました。2020/02/29

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