内容説明
今、全国各地のローカル鉄道は厳しい経営状況にあえいでいる。近い将来、廃止されるかもしれない路線もある。だが、「ローカル鉄道」という言葉ほど旅心をそそるものはない。時には気ままな旅人のように、どこか遠くの小さな町へ。遠回りをして、いつか行ったあの場所へ。今日もけなげに走る電車や列車たちが、私たちを連れていってくれる。中小私鉄・3セクの中から著者独自の視点で選んだ17路線の鉄道紀行。頑張るローカル鉄道へのエール。
目次
1 がんばれ、第三セクター鉄道(さいはてのローカル私鉄を行く―北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線;「一づくし」でスタート、真新しいハイレベルのローカル線―井原鉄道 ほか)
2 おもしろ列車、出発進行!(ストーブ列車、健在なり!―津軽鉄道;盛りだくさん!SLとアプト式鉄道と温泉と―大井川鐵道 ほか)
3 地方都市の郊外電車(福島発二つのローカル鉄道とミニSL―福島交通飯坂線、阿武隈急行;古都・金沢に出入りするローカル鉄道と沿線の素顔―北陸鉄道 ほか)
4 そして線路はどこまでも(房総半島横断鉄道の旅―小湊鉄道、いすみ鉄道;信州のローカル鉄道めぐり―しなの鉄道、上田電鉄、長野電鉄 ほか)
著者等紹介
野田隆[ノダタカシ]
1952年名古屋市生まれ。早稲田大学大学院修了(国際法)。現在、都内の高校で英語とドイツ語・ドイツ文化を担当するかたわら、ヨーロッパの鉄道旅行を中心とした著作や写真を発表している。日本旅行作家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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