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平凡社新書
地図で読む日本古代戦史

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  • サイズ 新書判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582852721
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0221

内容説明

歴史は戦いによってつくられる―。日本古代も、その例外ではまったくない。大和政権と地方豪族の争い、王家の内紛、朝鮮半島や東北地方をめぐる対外戦争、そして東国に根を張った武士たちの戦い。多様な戦乱を通して、日本はかたちづくられてきたのだ。日本古代史上の九つの重要戦乱を解説し、それらを貫く歴史の大きな流れを浮かび上がらせる。

目次

序章 日本古代史上の戦乱の意味
第1章 磐井の反乱
第2章 蘇我と物部の争い
第3章 蘇我入鹿暗殺
第4章 辺境民との戦い
第5章 白村江の戦い
第6章 壬申の乱
第7章 平将門の乱
第8章 前九年・後三年の役
第9章 保元・平治の乱

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年山口県防府市生まれ。東京大学大学院史学科博士課程修了。明治学院大学教授。日本古代史を中心に日本文化を比較文化的視点で扱った研究に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

20
①磐井の反乱527年:朝鮮半島との交易権、朝廷内の王族の殺合いと継体天皇の登場、北九州の自立の動き、岩戸山古墳、糟屋屯倉、日本の中央集権化、新羅との対峙。②蘇我と物部の争い587年:宮司制と旧豪族の没落、敏達天皇による強引な皇嗣の決定に争因、伝統的祭祀(首長霊信仰、みたま)の重要性否定、物部神道と蘇我仏教、石上神宮、渡来系豪族と蘇我氏。③蘇我入鹿暗殺645年:疎外された中大兄皇子、中臣鎌足、蘇我石川麻呂。ねたみは蘇我入鹿、軽皇子、古人大兄皇子へ。唐と新羅の伸長。勝者と有力豪族による官制の整備(大化の改新)2017/09/18

magic makky

6
【感想】日本古代の戦史について学校の教科書に取り上げられていないことが詳しく掘り下げられていて興味深い。教科書があまりにも省略してあるために非常に理解しずらかった記憶があるが、こうして詳細に本書のようになっていることでより理解が進み興味が湧いてくる。特に興味をもったのは、九州磐井だ。朝鮮半島との交易を盛んに実施することで独特の文化を生んだようだ。九州に数多く残る装飾古墳その一つで、その分布は磐井の勢力圏になっていたといわれるらしい。それを知った上で、装飾古墳をこの目で見てみたい。2021/08/01

かんがく

6
日本史の中で一番私の専門外であるところの古代について勉強。磐井の乱から保元・平治の乱まで、古代の戦乱の内容や意義が一章ずつ簡単に記述されており、理解が進んだ。ただ地図についてはタイトルに冠するほど重要だったかというと微妙なところ。2018/05/07

HIDE

1
図書館で借りて読みました。地図はあまり関係なかったです。現在とは違う、当時の考え方や感覚を踏まえ、おこった事の背景含め解説をしてくれており、非常に分かりやすく、楽しく読めました。東国の朝廷に対する考え方が、事を荒立てる気の余りにない将門を担ぎ、結果として将門の乱になった事など、教科書でしか歴史を知らない自分でも、成る程ね。と、納得してしまいました。2013/12/12

京橋ハナコ

1
地図がほとんどない。東北のことはあまり知らなかったので第八章は面白く読めた。後は若干浅いかな。2013/05/25

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