内容説明
被差別部落出身者であることに悩み、隠し、二十八歳にして「これこそオレが言いたかったことだ」と、初めて部落解放運動に目覚める。その後の解放運動の中で「糾弾屋」と呼ばれた著者が、山あり谷ありの自らの半生を振り返り、どのように試行錯誤してきたか、どのように部落解放運動と取り組んできたかを、次の世代の若い仲間に生き生きと伝える。
目次
第1章 記憶と意識
第2章 流浪と邂逅
第3章 差別と糾弾
第4章 教育と責任
第5章 米と肉
第6章 言葉と倫理
著者等紹介
山下力[ヤマシタツトム]
1941年大阪府生まれ。45年父の故郷・奈良県磯城郡三宅村上但馬に帰る。東京工業大学中退。69年、部落解放同盟上但馬支部結成に参加。72年より部落解放同盟奈良県連合会専従となり、書記長、副委員長、委員長を歴任。83年、奈良県議会議員に初当選。現在、奈良県議会議員(6期目)、奈良県部落解放同盟支部連合会委員長、民主党奈良県総支部連合会常任幹事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。