内容説明
悪質商法に引っかかるのは、「世間知らず」だから?実は被害者で最も多いのは、社会の第一線で活躍する男性サラリーマン。いまや、誰もが悪質商法被害にあう可能性がある時代。「自分だけは」と思っても、なぜ消費者はだまされてしまうのか。悪質商法の何が問題なのか。どうすれば悪質商法はなくなるのか。数多くの消費者問題に取り組んできた弁護士が語る悪質商法の病理と、被害への対処法。
目次
第1章 被害の状況(相談件数の推移;被害の内容;どんな人が被害者か;クレジット契約で高額化する被害額)
第2章 典型的な悪質商法(訪問販売;電話勧誘販売;広告によるもの;口コミによるもの;クレジット契約を利用した悪質商法;利益・収入をうたうもの;介護保険の悪用;不当請求、架空請求;ヤミ金融)
第3章 なぜ被害にあうのか
第4章 知っておきたい法律のポイント(当事者間の契約ルール;消費者保護の基本理念―消費者保護基本法とは;被害者救済のルール;消費者環境整備のための業法など;被害にあったときのために)
第5章 悪質商法被害をなくすために(消費者にできること;事業者のすべきこと―コンプライアンス経営に向けての整備;国・行政のすべきこと)
著者等紹介
村千鶴子[ムラチズコ]
1953年名古屋市生まれ。76年、名古屋大学法学部卒業。78年より弁護士。東京経済大学現代法学部教授(消費者法)。日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員、東京都不適正取引指導専門助言委員会委員、国民生活センター客員講師、同センター消費者判例評価委員会委員、財団法人日本消費者協会理事などを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
たろう
Akio Kudo
white6you&me
豊中玄太80キロ