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平凡社新書
消費者はなぜだまされるのか―弁護士が見た悪質商法

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  • サイズ 新書判/ページ数 225,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582852301
  • NDC分類 365.8
  • Cコード C0232

内容説明

悪質商法に引っかかるのは、「世間知らず」だから?実は被害者で最も多いのは、社会の第一線で活躍する男性サラリーマン。いまや、誰もが悪質商法被害にあう可能性がある時代。「自分だけは」と思っても、なぜ消費者はだまされてしまうのか。悪質商法の何が問題なのか。どうすれば悪質商法はなくなるのか。数多くの消費者問題に取り組んできた弁護士が語る悪質商法の病理と、被害への対処法。

目次

第1章 被害の状況(相談件数の推移;被害の内容;どんな人が被害者か;クレジット契約で高額化する被害額)
第2章 典型的な悪質商法(訪問販売;電話勧誘販売;広告によるもの;口コミによるもの;クレジット契約を利用した悪質商法;利益・収入をうたうもの;介護保険の悪用;不当請求、架空請求;ヤミ金融)
第3章 なぜ被害にあうのか
第4章 知っておきたい法律のポイント(当事者間の契約ルール;消費者保護の基本理念―消費者保護基本法とは;被害者救済のルール;消費者環境整備のための業法など;被害にあったときのために)
第5章 悪質商法被害をなくすために(消費者にできること;事業者のすべきこと―コンプライアンス経営に向けての整備;国・行政のすべきこと)

著者等紹介

村千鶴子[ムラチズコ]
1953年名古屋市生まれ。76年、名古屋大学法学部卒業。78年より弁護士。東京経済大学現代法学部教授(消費者法)。日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員、東京都不適正取引指導専門助言委員会委員、国民生活センター客員講師、同センター消費者判例評価委員会委員、財団法人日本消費者協会理事などを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

6
発行は2004年なので、今では新たな手口の詐欺が出てきてはいるものの、人の無知や善意やちょっとした好奇心につけこむ、という基本構造は今でも同様であり、注意しなければならないのだろうなと思う。消費者教育も今はある程度行われているのだろうか。2017/01/15

たろう

5
刊行されてから10年ほど経った現在でも、悪徳業者は手を変え品を変え消費者を騙そうとしています。ただ、典型的なものもまだまだ健在。自分は大丈夫、そんなのに騙されるわけがない。そういう人こそ引っ掛かってしまうのかも。一番大切なのは賢い消費者になること。私も断れない性格なので気を付けないと。2014/04/17

Akio Kudo

1
★★★★ 騙される側にも問題がある事がわかる本。気分を害さず断る虫のいい方法などあるわけがない。2019/02/16

white6you&me

1
弟が以前「俺、なんかダイヤモンド当たったんだって!でも取りに来てっていう日が都合悪いし、場所も遠いから断った!!もったいなかったな~」と言っていてゾッとした。こんな身近に騙されやすい人間がいたとは。もう少し家族のコミュニケーションを密にしないと、と不安になった。自分ももちろん騙されたくはないし、大切な家族が騙されるのもイヤ。様々な悪質商法の手口を知り、その被害者の方々の心情を思うと、本当に胸が張り裂けそうだ。騙されても泣き寝入りしてはいけない!騙し取られたお金を資金に、さらなる被害が生まれているのだから。2014/05/19

豊中玄太80キロ

0
悪徳業者を取り締まる法整備もさることながら、だまされないよう自ら注意することが重要だと、いまさらながらよくわかった。2013/12/13

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