内容説明
絵本を手にした時の、わくわくする気持ちはなんだろう。今でもぼんやり覚えている、あの絵は何の本だっけ?構造や色、素材、技法など、絵本の視覚表現に注目。想像力を広げ、幸福な記憶を形作る、もう一つのメッセージをよみとく。とっておきの一冊に出会える、豊かなイメージの世界へようこそ。
目次
第1章 絵本の表現構造(表紙―さあ、絵本の扉をノックしよう;見返し―急いで通り過ぎないで ほか)
第2章 色と形、文字(色―色が想起させるもの;形―いろいろ変な楽しい形 ほか)
第3章 素材と技法、基材(素材と技法―平面に還元される前に;基材―紙が表現するもの)
第4章 絵本が語る現代(女性イメージの変化;老いるということ ほか)
著者等紹介
中川素子[ナカガワモトコ]
1942年東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。文教大学教授(造形美術論)、絵本学会理事
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