内容説明
明治二年、元下級武士の親子が挑んだパンづくりは、維新とともに幕を明けた。山岡鉄舟、明治天皇、将軍慶喜、清水次郎長など多くの男たちに愛され、激動の日本を生き抜いたあんパン。その全国制覇までの軌跡をたどる。職人魂、家族愛、義侠心。あんパンメンたちの熱きドラマ。
目次
あんパンづくりは神頼み
あんパン誕生前夜(パンの歴史;食の文明開化)
明治天皇とあんパン
清水次郎長とあんパン
あんパン音楽宣伝隊、街へ出る
全国展開へ、儀四郎旅立つ
木村屋のあんパンは全国を制覇して…
著者等紹介
大山真人[オオヤママヒト]
1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、フリーのノンフィクション・ライターとなる
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
26
時代がいったりきたりして読みにくい。 明治二年、元下級武士の親子が挑んだパンづくりは、維新とともに幕を明けた。終始木村安兵衛・英三郎父子の面倒を見た山岡鉄舟、明治天皇、将軍慶喜、清水次郎長など多くの男たちに愛され、激動の日本を生き抜いたあんパン。その全国制覇までの軌跡をたどる。職人魂、家族愛、義侠心。あんパンメンたちの熱きドラマ。2003/11/17
Carol
3
銀座に行ったら絶対に買ってしまう木村屋のあんパン。明治維新で職を失った武士が始めたパン屋さんだったのか〜。それにしても、この時代に創業した会社や活躍した人のストーリーはどれも大河ドラマになりそうなものばかり。木村屋も「この人も関わってるの!?」という大物人物だらけでした。「青天を衝け」に出てきたあの人もこの人も出てきてました。木村屋あんパン物語、ドラマ化して欲しいな〜(笑)2022/07/17
kino
2
幕末、明治史としても面白い読物だった。2012/10/08
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
2
あんパンだけでなく、その背後の歴史も知ることができる面白い本でした。2008/10/15
いちはじめ
1
ちょっと焦点がぼけている感じかな。やや期待外れ2001/08/13