平凡社新書<br> インターネットの中の神々―21世紀の宗教空間

平凡社新書
インターネットの中の神々―21世紀の宗教空間

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582850192
  • NDC分類 162
  • Cコード C0214

内容説明

インターネットが、いま新たな宗教空間を切り開きつつある。情報社会の最先端と、人類不変の魂の問題は、いかにしてリンクしつつあるのか?そこに見えてきた二十一世紀の宗教の姿とは?インターネット大国にして宗教大国であるアメリカの状況を中心に報告、電脳空間に広がりつつある“神々”の姿とインターネット時代の心のゆくえを考える。

目次

第1章 テレビ伝道からインターネット伝道へ
第2章 インターネット時代の既成の宗派とアメリカ生まれのキリスト教
第3章 アメリカ宗教界が直面する諸問題
第4章 ヴァーチャル宗教
第5章 何かと話題の新宗教
第6章 日本宗教の現状
終章 二十一世紀のインターネット伝道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃん吉

4
インターネット黎明期のアメリカ、日本の各宗教、宗派におけるインターネットの活用状況等が概説されています。広く浅くという体裁で、さらさらと読めました。インターネットを切り口としつつも、どちらかというと、刊行時(1999年)のアメリカ宗教界の動向の概説に力点が置かれているカンジがしましたが、アメリカにおける、宗教と社会、政治との関わりや、ラジオ、テレビによる伝道が盛んであった沿革が紹介されているところは興味深くありました。  2020/06/28

ybhkr

1
日本におけるお寺や神社のサイトって布教目的というより観光案内なのでは?天理教にしても天理市の案内みたいなところがあるし、積極的に布教しようとしている感じがしない。一方、アメリカの方もテレビやラジオという一方通行なメディアに比べて、布教という側面は弱いように感じる。双方向からの依存的な人生相談は今救ってくれるならば神を信じる、という閲覧者のスタンスに対し、機能していない。対人間、という意味では成功していないが、人間対バーチャルはそこそこ成立していて興味深い。バーチャル霊園などその例だ。2016/04/14

かい

0
布教はラジオからテレビへ、テレビからインターネットへとうつっていく。前から「テレビ伝道師」というものに興味があった。信仰の「場」がどこにあるのか、ということがずっと気になっていたからだ。「教会は心の中にある」みたいな答えが返るのかもしれないけど、建築物としての教会には蓄積された演出の技術がつめこまれている。それが手触りが無い映像/画像/テキストというメディアに移ったとき、どんな新しい演出の技術が生まれたのか ~ということを知りたかった。本片手に今どうなってるか辿ってみるのも面白いかもしれないけど、今はSN2014/02/01

Riko

0
図書館で借りた2013/04/09

ハンギ

0
2000年に出た本。アメリカにおいて、主にキリスト教系の宗教はどのようにインターネットを利用しているか、記述している。テレビ伝道についても前段階の話として触れている。少しだけ新興宗教やカルトについても書かれている。キリスト教といってもいろいろな系統に分かれているし、皮肉な事に入植の関係で今はカトリックが最も多いらしい。保守派は南部バブテスト派などが根強いそうだ。自由な考えもあれば保守派もあるので、一概にキリスト教とまとめられないと感じた。カトリックは避妊はしないし、女性の司祭を任命しないのは衝撃だった。2013/01/24

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