ドクター・ハック―日本の運命を二度にぎった男

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ドクター・ハック―日本の運命を二度にぎった男

  • 中田 整一【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 平凡社(2015/01発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582836806
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0020

内容説明

1936年2月8日、神戸港に降り立った日独合作映画の撮影隊一行に、一人の英国紳士風の男が混じっていた。その名はフリードリッヒ・ハック。皆からドクター・ハックと呼ばれた人物である。彼の職業はドイツの軍用飛行機や船舶、それらの関連技術の輸入に携わる日本海軍および陸軍のエージェント。訪日の目的は、本来のビジネスに加えて、日独合作映画の下打ち合わせ、さらにはヒトラーの側近リッベントロップとベルリン日本陸軍駐在武官・大島浩の間で進んでいた外交交渉に関わる密命を帯びていた―。ナチスと日本を結びつけた十字架を背負い、日米間の終戦工作を担ったドイツ人スパイ。女優・原節子誕生にも立ち会った、その謎に満ちた生涯。

目次

序章 神戸港に降り立った密使
第1章 フライブルク
第2章 二つの顔―武器商人と秘密情報員
第3章 原節子と「武士の娘」
第4章 二・二六事件と日独接近
第5章 運命の岐路
第6章 漏洩した日独の秘密
第7章 スイスの諜報員
第8章 和平工作とハック
第9章 刀折れ矢尽きて
終章 ハックの遺言

著者等紹介

中田整一[ナカタセイイチ]
ノンフィクション作家。1941年生まれ。熊本県出身。66年NHK入局。プロデューサーとして、現代史を中心としたドキュメンタリー制作に携わる。文化庁芸術祭優秀作品賞、日本新聞協会賞、放送文化基金個人賞など受賞多数。退局後、大正大学教授を経て、執筆に専念。2005年に刊行した『満州国皇帝の秘録―ラストエンペラーと「厳密会見録」の謎』(幻戯書房)で第60回毎日出版文化賞、第35回吉田茂賞を受賞、10年『トレイシー―日本兵捕虜秘密尋問所』(講談社)で第32回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

81
この筆者のものは比較的読んでいるのですが一番最新のものであると思います。昭和史関連のドキュメントが多いのですが、これも今まで私の知らない人物でした。戦時下でこのようなしかもドイツ人で和平工作をしようという人物がいたとは驚きです。よくこれだけの資料を掘り起こして書いてくれたと思います。結構楽しめる本でした。赤城毅さんあたりが小説にしてくれると面白い感じがするのですが。2015/07/22

ころりんぱ

45
日本を終戦に導こうと奔走したスパイ、ドクターハック。面白い題材だったんだけど、知りたい欲と文章のテンポが合わず読むのに苦労しました。海外にいた日本人たちと協力して早期終戦を目指したものの、国内の政治情勢を変えるのは難しく…という。歴史に「たら、れば」は言っても仕方のない事だけど、実を結ばなかった工作活動がこの他にもたくさんあったんだろうなぁと感じる。2015/07/06

佳乃

20
日本に終戦を齎そうと奔走したドイツ人、ドクター・ハック。彼は日本を愛していたからこそなのに、愚かな陸軍が為に気泡にきす・・・な感じ。なかなか読み進めれなくて挫折しかけながらも読了。戦争を仕掛けるのもいいが、相手国の何も知らずに、本当に愚かだよ。無線も傍受されてたら、筒抜けすぎてて哀れだ。戦争なんて本当に誰も幸せになれずにいいことなし。2019/12/19

funuu

8
明治維新以来、現在までの150年余りの間に日本が締結した、戦争に結びつく代表的な軍事同盟を挙げるとすれば、4つの同盟が数えられるであろう。日英同盟、日満議定書による日満同盟、三国同盟、そして、太平洋戦争の敗戦の後、1951年(昭和26年)に結ばれた今日の日米同盟(日米安全保障条約)である。戦前の三つの軍事同盟は、日本を悲惨な戦争に導いた。とりわけ日独伊の三国同盟は、1945年8月15日、日本を破滅の淵にたたせることになった。戦争は必ず終始点があるものです。その際に交渉ができる隙間をつくっておく。敵側に何ら2015/05/23

ヨーコ

5
戦後70年の節目の年。新聞書評欄で見掛け、読んでみました。 愛する日本を第二次世界大戦の泥沼から救い出そうと懸命に努力したドイツ人、フルードリッヒ・ハックの物語。 日本から受けた恩に報う為、命懸けで奔走するドクター・ハック。 酒井直衛や藤村義朗、そしてゲーロー・ゲヴェールニックとの努力も虚しく広島・長崎に原爆を投下され終戦を迎える日本。 事前に戦争終結法まで考え抜いていた欧米に比べ、日本はあまりにも・・・。 正しい情報に対して聞く耳を持たず、ロシアルートだけを頼りにした日本。読んでいて虚しくなりました。2015/06/26

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