時代劇ここにあり

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  • サイズ B6判/ページ数 590p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582832693
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

市川雷蔵、中村錦之助ら映画の黄金時代を彩ったスターの活躍を中心に、血沸き肉躍る時代劇映画の傑作100余本の魅力を紹介する決定的大著。

内容説明

「血槍富士」から「七人の侍」まで、傑作時代劇映画、105本、只今見参。時代劇映画の貴重ポスター、百数十点を収録。

目次

股旅もの映画の魅力―汚れちまった悲しみに
血槍富士
関の彌太ッペ
荒木又右衛門決闘鍵屋の辻
十三人の刺客/大殺陣/十一人の侍
座頭市物語
薄桜記
切腹
股旅
ひとごろし〔ほか〕

著者等紹介

川本三郎[カワモトサブロウ]
評論家。1944年東京生まれ。著書に、「荷風と東京」(読売文学賞受賞)、「林芙美子の昭和」(毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

10
これは良い本です。 というより、チャンバラ好きは全て知っていて当然の本です。この本知らず「股旅」なんざ言って欲しくないです。この本に出てくる名作は一度は観なければなりません。ポスターあり、スチールあり、とどめることが有りません。川本氏の哀惜、限りない叫びが感じます。一瞬のうちにあの時代に帰ります。久々に「血槍富士」でも観ましょうか♪2014/02/20

さよならキダ・タロー・寺

3
読みながら、見たい映画がどんどん増えた。時代劇の粗筋とトリビアだが、下手な時代小説短篇集よりよほど面白い。2011/10/04

Zen-zen

1
評論家の川本三郎氏が時代劇への偏愛を綴った本。例によって反権力的で孤独なセンチメンタリストが主人公の作品を好む氏の選択は、楽しくもあり鼻白む感もあり。例えば、氏はマキノ雅弘の“次郎長三国志”シリーズを「組織の映画」として嫌うけど、ぼくはあれは「血のつながりはないけど家族になった男たちの映画」だと思う。ぼくが超大好きな『大殺陣・雄呂血』が入ってたのは嬉しかったが、丸根賛太郎作品が一本もないのは不満。丸根の『春秋一刀流』などは川本さん好みの映画だと思うのだけど。2014/02/28

harvest moon

0
昨年末から時代小説の面白さに目覚め、時代劇のヴィデオ 鑑賞用に購読。 見た映画は10本足らずであったが、これからの楽しみに。 ポスターは勿論だが、スチールも迫力満点。 川本氏の労作である。2015/05/31

Gen Kato

0
再読。川本三郎氏による時代劇評論。さすがのセレクトと濃い解読を堪能。「股旅もの」が好きだという理由に触れて「国家のためではない。組織やお家のためでもない。そうした大義名分のためではなく、市井のたった一人の不幸な女のために命懸けで闘う。股旅ものが描いてきたのは実はこの献身である」と書くとき、川本氏の作家・評論家としての姿勢もそこにあるのではないかと思った。名著。ちなみに装幀・帯も素晴らしい。2014/08/01

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