読むという生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582831979
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

大切な本たちとの出会い、故藤田省三ら、後にその精神と思考の相続を願った人々との出会い―遭遇という「始まり」に絶えず立ちもどり、過去と現在を往復しつつ、困難な時代に歴史的・精神史的経験の継承を促す、ある戦後思想史叙述の試み。

目次

1 読むという生き方(偶然性の活用;様々な力の場;遭遇について;対話形式の経験;再開するために;断章選)
2 読むという試み(現代をめぐる断片;異質な文化への繋留;都市社会の暗い注釈者たち;バフチン『小説の言葉』をめぐって;クラストル『国家に抗する社会』を読むために;覚書―『国家に抗する社会』の一側面;手すりなき思考;読書会の時間;付『みすず』読書アンケート抄(一九九〇~二〇〇二年))
藤田省三という「始まり」

著者等紹介

市村弘正[イチムラヒロマサ]
思想史研究者。大学および大学院で思想史と社会哲学を学ぶ。思想文化の諸領域を横断しながら、社会と精神の変質の解読に専念している。現在、法政大学法学部教授
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