内容説明
YMOとともに、私たちのコミュニケーションに何が起こったのか。80年代以降のポピュラーカルチャーの変容を解析する同期的批評。衝撃のデビュー作。
目次
第1章 組み換えと反復(エンドレスの葬送―コンピューター・ゲーム、ファイアークラッカー;肉体性の忌避―パンク~ニューウェイヴ、ディスコ ほか)
第2章 魂を欠き浮遊する性格(病んだロボット―テクノポップ御三家、ディーヴォ;プラスチックな―ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー、スター・ウォーズ ほか)
第3章 媒介する同期信号(自閉とホットライン―テクノポリス、ウォークマン;メタ人形遊び―メディア・ガジェット、独身者の機械 ほか)
第4章 異世界憧憬と架空国家(電子音と通信放送―はらいそ、スペース・エイジ・バチェラー;日本という人形―ジ・エンド・オブ・エイジア、ヨーロッパ・エンドレス ほか)
第5章 一致する相手を探す言葉(枠組としての日米―はっぴいえんど、金田一耕助;TOKIOの浮上―ゴダイゴ、サザン、松本隆 ほか)
第6章 接続からこぼれおちるもの(孤独な抱擁空間―テクノドン、アイソレーション・タンク;分離不安と巨大な一体感―ウィニコット、マクルーハン、サマー・オブ・ラヴ ほか)
著者等紹介
円堂都司昭[エンドウトシアキ]
1963年千葉生まれ。早稲田大学第二文学部東洋文化専修卒業。文芸・音楽評論家。本格ミステリ作家クラブ会員、探偵小説研究会会員。99年「シングル・ルームとテーマパーク―綾辻行人『館』論」で創元推理評論賞受賞
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感想・レビュー
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