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Serie‘aube’
タイムトラベル・ロマンス―時空をかける恋‐物語への招待

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582831696
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0095

内容説明

究極のラブ・ストーリーを探してみませんか。『ある日どこかで』『ジェニーの肖像』『アルジャーノンに花束を』…いま話題の『黄泉がえり』の作者が贈る超選りすぐりのファンタジー・SF名作案内。

目次

1 タイムトラベル・ロマンス(時間を超える;タイムマシン;想像の友人;異人との愛)
2 プチ入門「センス・オブ・ワンダー」(SFサッカー先生?;センス・オブ・ワンダーって何?;夢オチは禁じ手;とんでもない発想;タイムマシンの使い方;父殺しのパラドックス;時の秩序;歴史が変わる?;時間旅行法のいろいろ;地球侵略;あなたそっくりの宇宙人;ナメクジ宇宙人VS全裸地球軍;ものすごく怖い『呪われた村』;「人類は家畜だった」テーマ;ファースト・コンタクト;宇宙船と潜水艦;コミュニケーションの方法;究極の純愛小説;ロボット前史;チャペック『R.U.R』;アシモフのロボット三原則;ロボットものの名作;サイボーグ;パラレルワールド;多元宇宙へ行ってみたいと思いませんか;メビウスの輪;ブラッドベリ『夜の邂逅』 ほか)
3 『黄泉がえり』について(「おもいで」の物語;映画『黄泉がえり』に寄せて)

著者等紹介

梶尾真治[カジオシンジ]
1947年熊本市生まれ。福岡大学経済学部卒業。SF小説家。1971年、『SFマガジン』誌にて、短篇『美亜へ贈る真珠』でデビュー。79年、『地球はプレイン・ヨーグルト』(ハヤカワ文庫)で星雲賞、91年、『サラマンダー殱滅』(朝日ソノラマ文庫)で日本SF大賞、92年、『恐竜ラウレンティスの幻視』(ハヤカワ文庫)で星雲賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

31
再読。SFの中でも、時間ものに特化して紹介した本。あの「たんぽぽ娘」も矛盾点があることを指摘しながらも名作として扱われているところに、作者のロマンチストとしての側面を見ることができるだろう。少しだけ意外なのは、広瀬正「マイナス・ゼロ」への言及がないことで、海外作品を重点に置くせいなのか、国内作品の紹介は梶尾氏自身の作品がほとんど。この本の目的がSFへの入門のための網羅ではないということだろう。2014/05/26

雪守

8
梶尾真治さんのSF作品を中心に語るエッセイ。只今時間SFがマイブームなのでこの本を知って読んでみたら更に拍車がかかりました。他にも面白そうなSFが楽しそうに語られていました。それと「黄泉がえり」の番外編の案が語られているけど、そんなおちゃらけた内容でよかったので「黄泉びと知らず」を埋め尽くして欲しかったと考えたのはわがままなのだろうか(笑)。いや、「黄泉びと知らず」中身は面白かったんですよ、でも裏表紙のあらすじが…。2010/11/25

静かな月を見てる

7
やっぱり「たんぽぽ娘」や「ある日どこかで」「夏への扉」ははずせないんだなぁ。タイムトラベルに魅せられ続ける梶尾さんは凄い。なんとなく避けていた「おもいでエマノン」を読んでみたい。あと、むかしから本棚で眠っているネイサンの「ジェニーの肖像」も。近いうちに!2022/03/29

horuso

5
SF入門書のようなものかな。一般向けの連載をまとめた評論集。白眉は、第一部「タイムトラベル・ロマンス」。著者が、著作の一部作品群を、ビタースイートなリリカルSFと規定しているのも興味深いが、それを生み出す感性を育んできた作品を紹介してくれるのだから、ファンには堪えられない。著者とぼくとは20歳ぐらい離れているが、中高生の頃、せっせと古典SFを読んだので、殆どの作品は既読だった。SF観もかなり近いし、オカルトを信じていないことがわかり、一安心。それにしても、「トムは真夜中の庭で」とか、好きなものが似ている。2019/06/30

丘野詩果

4
ジャック・フィニイ『愛の手紙』、リチャード・マシスン『ある日どこかで』、ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』、フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』、ロバート・A・ハインライン『夏への扉』、私の大好きな本の題名が次々にでてきて嬉しくなってしまう。藤子不二雄『ヒョンヒョロ』も読んだよ。もちろん読んでいない本もたくさんあり、この傾向のおはなしが好きな私にはたまらない本。読んでいない本や映画は是非とも読みたい、観たい。2013/11/15

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