東洋文庫<br> 日本奥地紀行

東洋文庫
日本奥地紀行

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  • サイズ B40判/ページ数 386p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582802405
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0125

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

124
漫画化され知名度も上がったイザベラ・バードの旅行記。横浜から蝦夷のアイヌのもとへ旅するバード。この旅程で日光街道から私の出身地である会津地方も通過する。明治初期の地元の様子が知りたくて欲しいと思っていたら、知人が贈ってくれた1冊です。当時の風俗、風習、医療、生活の様子が素描付きで記録されて学術的な価値も高いと思う。東北の奥地へ進むと山越えで難儀し、舟の便利さに輸送手段の変遷を知る。また、衛生観念の浸透が浅い地域もあり、バードの持つ医薬品が重宝される。何よりアイヌ文化に最も驚く。民俗学的な価値も高い作品。2019/01/14

Ayumi Shimojoh

2
達成感のある読了。まさか私が学術書を通読できるなんて思ってなかった。紀行文として面白いので、明治の140年前の日本奥地を、イギリス人イザベラバードの新鮮な目で、本国の妹へあてた手紙から、その旅を追体験できる、優れた本だと思う。昭和44年の本。印刷も昭和の活版印刷、紙の匂いがクサイ。この高梨訳が面白く紀行文を楽しめる。講談社学術文庫の訳文は、立ち読みで回避した。2021/07/12

ゐ こんかにぺ

1
昔の日本が見える。時代劇に出てくるような、綺麗なものではない。京都やお伊勢さんへ行った、後編が収録されていないのが残念。2011/12/27

0
(1973,291)秋田に来てから、イザベラ・バードの本がたくさんあることには気づいていた。私はなじみがなかった。夫に「イザベラバードって知ってる?」と聞くと「芭蕉のこと?」「ちがう」「地名?。。。イスラマバードかそれは」っていうぐらい。宮本常一解説本と併読したが、これだけ読むのは、けっこうきつそうだった。百閒先生の阿房列車や、芭蕉のおくのほそ道と同系列と思って読むと、あてがはずれる。米沢絶賛だが、峠越えた近くに住んでたけど、まったく知らない。どうやら秋田も誉めてる。しかしこれは妹への手紙だからなあ。2023/03/30

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