出版社内容情報
全問解ければプロ棋士になれると米長邦雄永世棋聖が語った、現代にも通じる傑作と名高い江戸時代の詰将棋の古典にしてロングセラー、待望のコンパクト版。平凡社ライブラリー版解説=若島正
内容説明
攻方の駒が盤面にない「無仕掛」作品(「将棋無双」第十二番)、「神局」の名を冠する秀作(「無双」第三十番)、全三十九枚の駒が最後は三枚しか残らない「煙詰」(「将棋図巧」第九十九番)、そして六百十一手を数える超大作「寿」(「図巧」第百番)…。美学薫る格調高い作品から、趣向に満ちた驚きの曲詰まで。故米長邦雄永世棋聖が「すべて解けば四段(プロ棋士)になれる」と語り、詰将棋独自の世界を確立させた伝説の書、実用性を向上させた待望のコンパクト版で登場。
目次
将棋無双(七世名人・三代伊藤宗看)
将棋図巧(贈名人・伊藤看寿)
著者等紹介
伊藤宗看[イトウソウカン]
1706‐61。江戸時代の将棋指し。将棋家元の伊藤家三代。七世名人。別名に政長。指し将棋、詰将棋双方に優れ、1734年、幕府に詰将棋作品集『将棋無双(象戯作物)』を献上
伊藤看寿[イトウカンジュ]
1719‐60。江戸時代の将棋指し。八段。伊藤宗看の弟(のち養子)。死後、追贈名人位。別名に政富。1755年、幕府に詰将棋作品集『将棋図巧(象戯図式)』を献上。優れた詰将棋に与えられる「看寿賞」(全日本詰将棋連盟主催)にその名が残る
門脇芳雄[カドワキヨシオ]
1934‐2012。詰将棋作家・研究家。兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部卒。別名に芳桂。全日本詰将棋連盟会長を務めた。2011年に、詰将棋の普及・発展に貢献した人物を顕彰する「門脇芳雄賞」が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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