平凡社ライブラリー<br> 丸山眞男セレクション

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

平凡社ライブラリー
丸山眞男セレクション

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月01日 13時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 478p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582767001
  • NDC分類 311.21
  • Cコード C0331

内容説明

政治学と日本政治理想史の分野に立ち、戦後日本の思想をリードした丸山眞男。代表的な論考を集め、その思考の特徴と振幅を一望のもとにおさめる。いま、丸山眞男を読みなおすとは何か?その思考から受け継ぐべきものとは何か?編者による懇切な解説とともに、丸山の巨大な仕事に踏み入る最良の入口。

目次

国民主義の「前期的」形成
超国家主義の論理と心理
福沢諭吉の哲学―とくにその時事批判との関連
軍国支配者の精神形態
肉体文学から肉体政治まで
「三たび平和について」第一章・第二章
「現実」主義の陥穽―ある編輯者へ
戦争責任論の盲点
ある感想
日本の思想〔ほか〕

著者等紹介

丸山眞男[マルヤママサオ]
1914年生まれ。東京帝国大学法学部卒業。東京大学教授を務めた。1996年没。戦争中からその後の日本政治思想史の方向を決定づける論考を執筆する一方、敗戦後には日本の軍国主義・ファシズムを分析する一連の論文で一躍注目を浴び、以降その発言は大きな影響を与えた

杉田敦[スギタアツシ]
1959年生まれ。東京大学法学部卒業。現在、法政大学教授。専攻、政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

44
日本における戦争責任についての記述が多い。責任の所在のなさについては、日本人の特性としての欠点だと思う。さらに自らの被爆体験についても語っていらっしゃる。この体験が氏の戦争考察につながっているのは間違いないだろう。2015/09/29

白義

20
丸山を語る時誰もが引くような名論文ばかりで編まれている。それぞれの文章は分析の対象こそ違うものの、全てを通じて流れる通奏低音は一貫していて、社会の現状を動かしがたい自然と捉えてそれに居直る状況主義、日本の政治風土の「作為」の契機のなさを批判し、多元的な現実の中に精神の躍動を吹き込む近代精神と真のリアリズムを推奨している。その認識から生まれるメタ的な言論分析は現在も見事に該当する。特に「福沢諭吉の哲学」は福沢諭吉という思想家に仮託された丸山自身の理想像といっていいだろう2014/11/03

しゅん

13
今でも通用する鋭い議論ばかりで驚く。むしろ70年前から私達がどれほど進めたのか心もとなくなる。「現実を直視せよ」という言葉は現実の多面性と向き合っていない、とかほんとにそうだよな。政治的無関心も政治的判断である、というのも納得。平易な言葉で書かれた切れ味抜群の論理。反対に、相当量の思索が送り込まれたであろう複雑な議論もある。福沢諭吉から受け継いだ、絶対性を疑い相対的な判断を重視する思考は文体スタイルの幅広さからも読み取れる。ナチと日本軍の分析は特にすごい。正直、ここまで面白いとは思わなかった。2016/12/18

さきん

13
戦争責任は、海外に対するものよりも敗ける戦いへ突っ込んでいった日本社会に対して感じるべきだと思う。他国も日本に勝ちながら、国、地域を侵略された落ち度はある上、日本軍の残虐行為と対して変わらない行為も散見される。また、海外へ日本社会を代表して現政府が謝罪するにしても、相手国が形式だけでも良いから許容する態度を示さないといつまでも卑屈でよそよそしい関係を続けることになる。戦争やファシストは悪だと著者は断定しているが、共産主義や資本主義も行きすぎれば、多くの人が苦しむ点で、同じであり、断定する態度こそ2016/04/21

SOHSA

12
メモ『日本の思想』 國體思想は誰が考え作り出したのか。明治維新後の急激な近代化の流れの中で思想的には西洋における民主化の歴史的必然を保有していない日本ではそれに代わる機軸として恣意的に作り出されたもの。それが結果的には大戦の思想的正当性への道筋に繋げた。それはまた日本にとって一面、歴史的必然となったこと。日本にはキリスト教に比することが可能なイデオロギーとしての日本独自の宗教が存在しなかったこと。近代の天皇制は明治維新後に改めて作り出された思想、機構。敗戦により日本の思想は根底から崩壊し振り出しに戻る。2013/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/452713
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。