内容説明
はっぴいえんどの時代から、ベーシストとして、ソングライターとして一貫して日本のロックの最先端に立ち続けてきた細野晴臣。ソロ活動、ティン・パン・アレー、YMO、HIS…めまぐるしく変貌する多彩な細野サウンドの「謎」を徹底インタビューで解き明かす。
目次
1 飛べない空
2 風をあつめて
3 終りの季節
4 YELLOW MAGIC CARNIVAL
5 ルーチュー・ガンボ
6 はらいそ
7 INSOMNIA
8 CHAOS PANIC
9 THE ENDLESS TALKING
10 ANDADURA
11 ESASHI
著者等紹介
細野晴臣[ホソノハルオミ]
1947年、東京生まれ。20歳の頃、エイプリル・フールのベーシストとしてデビュー。のち、大瀧詠一、松本隆らとはっぴいえんどを結成。73年の解散後、キャラメル・ママ(ティン・パン・アレー)を経て、ソロ活動、プロデュース活動を展開。78年には坂本龍一、高橋幸宏とイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成、世界的に注目された。83年の解散後は、プロデューサー/ソングライターとして活躍しながら、FOE、HAT、HISなどの活動を継続
北中正和[キタナカマサカズ]
1946年、奈良生まれ。雑誌『ミュージック・マガジン』編集部を経て音楽評論家に。ワールド・ミュージックを中心に旺盛な評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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江藤 はるは
7
細野観光した記念に買いました。 細野晴臣という人は知れば知るほど分からなくなってくる2019/10/28
nobu23
6
一冊全て細野さんのインタビュー。生い立ちから始まり、エイプリルフールやはっぴいえんど、ソロやYMOなど歴史に沿って当時の事が語られる。2019/11/17
qoop
6
細野氏へのロングインタビュー。70年代から約20年間の、特に音楽活動と方向性、指向の変遷などを辿る。氏の活動を大局的に見ることをしなかったためか、多岐に渡ると感じていた方向性に想定以上の統一性があって驚かされた。改めて旧譜も聴いてみようと思う。また同時に、ニューサイエンスやオカルト的言動といった〈らしい〉危うさも一貫?しているんだな、とも。これは仏教への傾倒、ガイア理論、あるいは日本的なモノへのシンパシーと根は同様なのだろう、何か大きな流れの中に自信を位置付けたいという発想があるのかも知れないな。2015/08/20
マジョラム
5
大好きな細野晴臣さんのインタビュー集。はじめてこの本を読んだとき、細野さんのことが好きすぎて、小さいころ細野さんちの近くであったという目黒の自然教育園までわざわざ行ってぶらぶらしてきてしまった。この本は細野さんが生まれてからオムニサイトシーイングというアルバムを出したぐらいの間のインタビューなので、その後の昔のロックンロールを歌うようになった細野さんのことは書かれていない。ぜひ続編を!2020/11/27
TMHR ODR
4
『細野晴臣と彼らの時代』読んでから3度目くらいの細野さんブームが到来してしまい、この1991年にキャリアを総括したインタビューものも読んでみた。 前掲書でもトロピカル三部作前の過換気症候群については語られていたが、まさかのドラッグきっかけだったとは。 スピ系円盤系の話も出てきて、より細野さんの独特な思考が感じられる内容で面白かった。2023/02/17