平凡社ライブラリー<br> イデア―美と芸術の理論のために

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イデア―美と芸術の理論のために

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582765045
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C0370

内容説明

芸術を否定したプラトンの「イデア」概念が、中世・ルネサンス・マニエリスム・古典主義と、様々に姿を変えながら、ヨーロッパの芸術理念の中心を占めるに至る芸術思想のドラマを描く。

目次

1 古代
2 中世
3 ルネサンス
4 マニエリスム
5 古典主義
6 ミケランジェロとデューラー

著者等紹介

パノフスキー,エルヴィン[パノフスキー,エルヴィン][Panofsky,Erwin]
1892‐1968。ドイツのハノーファー生まれの世界的な美術史家。1921~33年、ハンブルク大学で教え、この間ヴァールブルク研究所の創始者アビィ・ヴァールブルクやエルンスト・カッシーラらと接する。ユダヤ系のゆえにナチスに追放され、33年渡米し、35年よりプリンストン高等研究所教授を務めた。イコノロジー(図像学)の創始者として知られるが、『イコノロジー研究』(1939)、『デューラーの美術理論』(1915)、『デューラー』(1943)、『初期ネーデルラント絵画』(1953)などに見られる該博な知見と精緻な考証は、彼が単なる美術理論家ではなく、抜群の史眼を備えた美術史家であったことを証している。1968年、75歳でプリンストンに没した

伊藤博明[イトウヒロアキ]
1955年北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、埼玉大学教養学部教授。専門は思想史

富松保文[トミマツヤスフミ]
1960年徳島県生まれ。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、武蔵野美術大学造形学部教授。専門は哲学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
超感覚的イデア概念と感覚的芸術の関係の歴史的な紆余曲折を検討する本書は、同時に、古代から近代初期までの社会と人間の関係の変容を辿る。イデアを世界の規範としたプラトンは感覚で惑乱する芸術を排除し、プロティノスはイデアを芸術から守る策を考える。中世にこの非人格的理性に人格を与えるアウグスティヌスはキリスト教的イデアの表現としてイコンや建築の芸術を認める。が、技術知識が増大して経験を重視するルネサンス以後、遠近法を駆使する芸術は、宗教でなく理論によって自らの主観を保証する客観性として自らの内にイデアを組み込む。2019/03/23

有沢翔治@文芸同人誌配布中

4
プラトンは『国家』などで芸術作品はイデアを写し取っているに過ぎないと考えていた。したがって、芸術を低いものと見なしていたのである。ところが、後世になり、芸術理論が確立するにつれ、このイデアこそが芸術、引いては美を考える中心的な役割を果たすことになる。プラトンのイデア論は芸術理論においてどのように変化していったのか。初期パノフスキーの代表的な著作。http://blog.livedoor.jp/shoji_arisawa/archives/51519231.html2021/06/19

あかふく

2
「イデア」という概念が芸術との関わりの中でどのように変化していったかということを見る。元来は人間理性についてのものだったが、例えば新プラトン主義によって形而上学的に、アウグスティヌスによって神学的になり、そこで言われたトマス・アクィナスの「準イデア」が単なるアナロジーだったにも関わらず人間もイデアを持つということに変わってしまったという流れ。その中で問題になるのは、現実をいかに模倣するか、あるいは想像力を用いて真に美なるものを目指すかという対立。2012/07/28

ik

1
イデア概念の時代による変遷 芸術の地位向上/理論化のためにイデア論がいかに援用され、変容されていったか2011/04/16

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