内容説明
「百姓は農民ではない」今までの常識をくつがえすこの提言は何を意味しているのだろうか。中世の民衆像、ひいては封建制度そのものを再検討した、著者入魂の力作。
目次
第1部 百姓(「平民」について;百姓の負担;河音能平『中世封建制成立史論』をめぐって;大山喬平『日本中世農村史の研究』をめぐって)
第2部 職能民(「職人」;職能民の存在形態―神人・供御人制;中世遍歴民と芸能;神人・供御人;職人の図像)
著者等紹介
網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年、山梨県生まれ。東京大学文学部卒業。元神奈川大学教授。歴史研究者。専攻、日本中世史、日本海民史
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