平凡社ライブラリー
白菜のなぞ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 148p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764475
  • NDC分類 626.51
  • Cコード C0345

内容説明

キムチ、漬け物、鍋料理…。白菜はうまい!その白菜を日本人はいつから食べるようになったのか。日本の畑で取れるようになるまでの長い年月、そして多くの人たちの失敗と挑戦…。誰でも知っている白菜の、でも、誰も知らないそのなぞの正体に迫る。

目次

第1話 なぞのはじまり
第2話 ハクサイが日本にやってきたころ
第3話 所かわれば品かわる
第4話 ハクサイの栽培にかけた人たち
第5話 ようやく取れた日本うまれのタネ
第6話 花粉のなぞに迫る
第7話 あなたの「?」がなぞを解く

著者等紹介

板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年、東京下町の生まれ。東京大学教養学科科学史・科学哲学分科卒業。同大学大学院修了、理学博士となり、国立教育研究所に勤務。95年以来名誉所員。63年仮説実験授業を提唱し、理科、数学、「社会の科学」を含む教育の改革を開始。83年『たのしい授業』(仮説社)を創刊し、以来、その編集代表を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

21
日本の科学哲学者である板倉聖宜が書いた本が、この書籍である。俺は2003年と2006年にそれぞれ1回読んだので、今回は3回目かな。白菜のことが書いてあって、それが非常に面白いのよ。特に第5章「ようやく取れた日本生まれのタネ」には、本当に驚いたよねえ。またいつか読みたい1冊の一つだなあ。2019/09/17

もえたく

19
ミステリー作家の北村薫氏が様々な本で紹介されている謎解き本。「白菜は何故、明治になるまで日本に伝わらなかったのか?」解き明かしいく過程は『円紫さんと私』シリーズのようで、その後はプロジェクトXに。輸入したタネで、政府の三田育種場で上手く試験栽培できなかったものが、名古屋の愛知県栽培所が根気よく続け、10年後に日本で最初にハクサイ栽培に成功していたのには驚いた。2018/03/11

ロロ

5
面白かったー。みんな白菜大好きなんだなぁ(笑)こういうのを読むと、たとえ一玉500円でも白菜を買おうと思う。2018/02/07

shou

5
北村薫さんの本で紹介されていたので。白菜が何故日本に根づかなかったのか?の謎を追う。展開や文章はさておき、謎自体が魅力的なので一気読み。美味しい白菜を根づかせてくれた先人たちの努力に感謝を。2012/10/07

ぽん

3
白菜を食べるようになったのは実は明治以後、しかも原産地は中国。どうしてそれまで日本には白菜が入ってこなかったのか。そんな素朴な疑問から、世界史の一端を感じられるような内容で面白かった2023/08/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/73688
  • ご注意事項