平凡社ライブラリー
思想史のなかの科学 (改訂新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582764307
  • NDC分類 402
  • Cコード C0340

内容説明

科学はどこから来てどこへ行くのか。古代から現代に至る相関図を平易に説いた高校生からの必読書。

目次

「科学革命」以前の科学
科学革命
近代的生命観の形成
原子論の系譜
啓蒙主義の時代
一九世紀の諸様相
科学の新しい動き
進化思想の展開
二〇世紀の科学
アプリオリズムの克服
新しい物理学
自然科学を中心とする学問の再編
現代文明と科学

著者等紹介

伊東俊太郎[イトウシュンタロウ]
1930年、東京都生まれ。東京大学教授ほかを経て、現在、麗沢大学大学院教授。専攻は、科学史、科学哲学、比較文明学

広重徹[ヒロシゲトオル]
1930年、東京都生まれ。京都大学物理学科卒業。日本大学教授を務めた。75年没

村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
1936年、東京都生まれ。東京大学教授ほかを経て、現在、国際基督教大学大学院教授。専攻は、科学史学、科学哲学、科学技術論
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

43
#説明歌 確率は気体分子の運動論速度分布の関数マクスウェル 熱力学不可逆第二法則でエントロピーの増大仮定 2016/08/29

うえ

7
「「人間」を、すべての基礎に置くという考え方…ダーウィニズムは、それを打ち壊した。…「人類」は、もはや特別な存在ではなく、他の生物と同じ起源から、同じようなメカニズムで変化してきたものでしかない。とすれば、人間の特異性も、単なる相対的・比較的なものでしかない。このような考え方をダーウィニズムのなかから受け取った西欧の社会は、これを積極的に肯定するにせよ、あるいは否定的に取り扱うにせよ、ダーウィニズムを生物一般の問題としてよりは、人間、あるいは人類の問題として議論をするという強い傾向をもつにいたった。」2021/07/01

Ai Watanabe

5
学際的に科学思想を追っているのがすごく面白い。科学の懐の広さを感じた。2016/05/06

shishi

5
[A]題名の通りの内容。思想史(特に科学史)をコンパクトに外観できる点が良い。近代的な科学の思想的な行き詰まりとそれに取って代ろうとしつつある新しい科学の萌芽を現代科学の中に見せてくれる。それにしても現代の科学の細分化はすごい。部分をしっかりと把握したうえで全体論を組み立てる力のある人が今後でてくるのだろうか。2013/01/05

ざっきい

3
「虚構の近代」と関連して選んだ本。1975年出版。普通、歴史において科学は脇におかれがちだが、科学はどのように社会と関わってきたのか気になっていた。本書では、宇宙や医学の捉え方、または科学的な方法そのものが社会にどのように影響を与えたか記されている。範囲が広いため詳細に追うことはできておらず、類似の本を読んでいればわかる話だが教科書的にまとまっている。当時、反科学思想が広まっていたということに驚いた。2018/06/24

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