内容説明
引き裂かれるフロイト、繰り返すサイード。ホロコーストとインティファーダの狭間で。サイード最後の、身を賭してのメッセージ。フロイト「『トーテムとタブー』ヘブライ語版への序文」のほか、長原豊「メビウスの環、ゴルディアスの結び目を走らす」、鵜飼哲「フロイトの読者、エドワード・サイード」を収録。
目次
エドワード・サイード紹介(クリストファー・ボラス)
フロイトと非‐ヨーロッパ人(エドワード・W.サイード)
ジャクリーヌ・ローズ紹介(クリストファー・ボラス)
エドワード・サイードへの応答(ジャクリーヌ・ローズ)
註
付録 『トーテムとタブー』ヘブライ語版への序文(ジークムント・フロイト)
メビウスの環、ゴルディアスの結び目を走らす―訳者あとがきに代えて(長原豊)
フロイトの読者、エドワード・サイード―解説に代えて(鵜飼哲)
著者等紹介
長原豊[ナガハラユタカ]
1952年生。東京大学大学院博士課程中退。法政大学教授。日本経済史・経済学理論・社会思想
鵜飼哲[ウカイサトシ]
1955年生。京都大学大学院博士課程修了。一橋大学大学院教授。フランス文学・思想
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