フラ・アンジェリコ 神秘神学と絵画表現

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582652048
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C0071

内容説明

跳ねる顔料、散乱する色斑。フィレンツェ、サン・マルコ修道院に遺された異形の「作品」は何を語りかけるのか。異質なものの遭遇の中に孕まれた形象の痕跡/アウラを手掛かりに、未踏の視覚世界の深奥を開示する野心的論考。

目次

第1部 神秘の色―フラ・アンジェリコ、非類似性の画家(形象の問題、地の問題;図像の巧緻;聖書の四重の意味;非類似性の弁証法;記憶あるいは形象に内包されているもの;予示あるいは形象の運命;現前あるいは形象の潜在的な力)
第2部 預言の地―物語を超える受胎告知(物語と神秘;形象化不能なものをどのように形象化するべきか;形象は時間である;形象は場である;宿り―御言葉の光の中で;発生―大地の影の中で;一体化―色の懐の中で)

著者等紹介

ディディ=ユベルマン,ジョルジュ[ディディユベルマン,ジョルジュ][Didi‐Huberman,Georges]
1953年、中部フランス、サン=テティエンヌ生。美術史家、批評家、パリの社会科学高等研究院(E.H.E.S.S.)助教授。リヨン大学で哲学・美術史学を修めた後、L.マラン、H.ダミッシュに師事、従来の美術史の枠を越える「視覚世界の人類学」の構築に向け、意欲的な講義・研究活動を続けている

寺田光徳[テラダミツノリ]
1947年生。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。フランス文学専攻、弘前大学人文学部教授

平岡洋子[ヒラオカヨウコ]
1991年、ブリュッセル自由大学哲学・文学部美術史学科卒業、お茶の水女子大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。美術史専攻、東海大学非常勤講師
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