内容説明
寝ても覚めても「デザイン」の原研哉と、ヨーロッパ在住17年の阿部雅世が、東京、ベルリンで語り通した全記録。日本は大丈夫か。感覚の平和はおとずれるのか。
目次
東京篇(デザインをどうとらえるか;言葉とコミュニケーション;デザインの潮流;デザインと暮らし)
ベルリン篇(デサインとワークショップ;ヨーロッパの生活文化とデザインの関係;デザインは小学校から学びたい)
著者等紹介
原研哉[ハラケンヤ]
1958年生まれ。グラフィックデザイナー、武蔵野美術大学教授、日本デザインセンター代表。デザインを広くとらえ、感覚を覚醒させ、日常を新鮮にとらえ直すデザイン活動を展開。デザイン諸領域での受賞多数。2002年より無印良品のアートディレクションを田中一光より受け継ぎ、アドバイザリーメンバーとなる。長野オリンピックの開・閉会式プログラムや、愛知万博のプロモーションにおいては、日本文化に深く根をおろすデザインを展開。商品デザインでは、AGF、JTをはじめ、日本各地の米や酒の仕事を手掛けている。一方で、「RE‐DESIGN」、「HAPTIC」「SENSEWARE」など、シンボリックなキーワードを軸とした展覧会を制作、社会が直面する問題とデザインとの交差点をわかりやすい形で提示し続けている。「RE‐DESIGN展」は世界七都市を巡回、各地で多数の動員を記録し、注目される。近著「デザインのデザイン」(岩波書店)はサントリー学芸賞を受賞
阿部雅世[アベマサヨ]
1962年東京生まれ。アーキテクトデザイナー。法政大学工学部建築学科卒。海老原一郎設計事務所勤務を経て、渡伊。90年ドムスアカデミー工業デザイン科マスター修了。92年Ave design corporationを設立。96年Akademie Schloss Solitude招聘。99年Masayo Ave creationを設立し、独自の実験製品のプロデュースを開始。欧州を中心に、製品開発や素材の応用研究などのデザイン活動を続けている。ICFF Editor’s Award、A&W Mentor Awardほか、建築、工業デザイン、テキスタイルなどの広い分野で国際デザインコンペティション受賞多数。03年よりRed Dot Award審査員。04年より国立ベルリン芸術大学客員教授として、新学科Haptic Interface Design Instituteを指揮。07年9月、国立エストニア芸術大学教授に就任。ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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