内容説明
近代日本のデザインの流れは、どのようなものであったか。本書に収められた数多くの文章、そこに添えられた三〇〇点余の図版が雄弁に語っている。グラフィック・デザインの第一人者原弘が一九三〇年代の初めから八〇年代まで、その生涯を通して折々に表明したこれらの論集を虚心にたどる時、これまでの道筋と、これから進むべき方向が見えてくる。
目次
戦前(1903~1945)(1903~21・誕生から府立工芸印刷科卒業まで;私的デザイン彷徨記;1921~41・府立工芸印刷科教員時代;日本観光写真壁画 ほか)
戦後(1946~1986)(1946~60・終戦から日本デザインセンターの創立参画まで;1961~69・「紙のデザイン」での毎日産業デザイン賞から日宣美展中止まで;日本広告美術史の断片;国立近代美術館のポスター ほか)
著者等紹介
原弘[ハラヒロム]
近代デザインの確立に貢献した、グラフィック・デザイナー、教育者。1903~1986
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