京都異国遺産

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582544329
  • NDC分類 291.62
  • Cコード C0052

出版社内容情報

1200年の都、日本文化の象徴として多くの観光客が集う京都は、異国文化に満ち溢れている。全く新しい視点から編まれた京都案内。

内容説明

“日本の美”を求めて、数多くの観光客が訪れる京都は世界各地の美術・建築・文化が集まる国際芸術都市であった!社寺を巡り、街を歩くときに必携したい斬新なガイドブック。

目次

1 祇園祭―山鉾装飾の世界性(祇園祭と異国のカーペット)
2 世界デザインを歩く(太秦・御室・嵯峨と渡来人;東寺・四天王の獅噛に映るユーロ=アジア;北野天満宮と霊廟建築の起源;石山寺・宇治と『源氏物語』;仁和寺・仁清・キリシタン灯篭;修学院離宮のシノワズリー;萬福寺と煎茶の波涛;新京極と寺町 キッチュとノスタルジー;金閣 異国としてのジパング;京都国立博物館という「場」)

著者等紹介

鶴岡真弓[ツルオカマユミ]
1952年生まれ。立命館大学教授を経て、多摩美術大学芸術学科教授。ケルト芸術文化、ユーロ=アジア世界の装飾・デザイン史の研究家。早稲田大学大学院修了後、ダブリン大学留学。アイルランドなどヨーロッパ各地ほか、ユーラシア各地で調査。京都で開始した「異国の装飾」の交流史発掘を続行中で、黄金・唐紙・錦織・漆・陶磁器など、伝統の装飾芸術を「世界性」のなかに位置づける研究チームを率いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

21
京都が伝統だけではなく、如何に他国からの文化を取り入れてきたかがこれを読むとよくわかる。例えば祇園祭の中の欧州のタペストリーやペルシア絨毯。仁和寺のキリシタン灯篭や萬福寺の中国風等がここでは挙げられている。自分のよく通った道にも明治の洋風建築があったし、意外と京都はこういうものが多いのかも知れない。新進の気風を取り入れるという、京都のまた違った一面がクローズアップされていて面白く読むことが出来た。ただ、寺町、京極のキッチュさは異国風とはまた別だよなあ。2012/08/01

つみれ

0
面白い趣旨だし、読後も満足したが、どうも文章が肌に合わない。あと、これだけビジュアルの話をしているんだから、もっともっと写真を充実させてほしかった。画像検索と地図なしでは読めない。2015/09/21

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