感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
26
【再読】写真右隅の日付がカウントダウンのようで辛かった。エピローグには妻陽子さんの病状が記されているのだ。切り取られた幸せが残酷に思えてならない。荒木経惟氏の精神力を思った。2014/07/21
Gummo
20
アラーキーの愛猫への想いが感じられる全編白黒の写真集。愛猫の一挙手一投足すべてが愛しいという気持ちが絵と文章からひしひしと伝わってくる。猫が転がる様子をネコロリコロリと名づけ、「もー、ヨーコ(陽子夫人のこと)なんていらない、ニャンちゃって」と猫にほれ込む姿が微笑ましい。しかしある日、陽子さんが大病に。入院が長引き、猫と共に妻の帰りを待ちわびる姿は切ない。猫と夫人、家族への愛が詰まっている。2013/10/07
おこげ
2
飼い猫への深い愛情が感じられて涙出そうになる2013/11/02
淋
0
チロが愛おしすぎる。愛猫をとりまく夫婦の日常。荒木さんの写真も文章も心に染みるお気に入りの一冊。2012/08/15
月光密造者
0
手塚治虫が亡くなり、年号が平成に改まった年に愛猫と愛妻。大病を煩った妻を待つ猫の写真が作者の心情を表すようで哀しい。チロとヨーコさんと昭和が詰まっている。2012/06/03