内容説明
蒸気の時代は終わったのか。たしかに蒸気機関は消え去った。しかし、いま、発電所で、現代文明を支える電気をつくり出している主役こそ、ボイラーとタービンが生み出す蒸気のエネルギーなのだ。蒸気動力利用の歴史を語ったディキンソンの名著。
目次
第1部 往復動機関(セイヴァリとその火力機関;ニューコメンとその真空機関;ニューコメンからワットまでの時代の大気圧機関;ワットと分離凝縮器機関;低圧機関と高圧機関;1850年以前の陸用ボイラー;全盛期から衰退期へ;1851年から1900年までの陸用ボイラー;蒸気機関の理論)
第2部 蒸気タービン(蒸気の運動エネルギーとその利用の先駆者たち;タービンの発展を支えたその他の先駆者たち;1900年以降の全体的な発展;1901年以降のボイラーの発展)