ハプスブルク 記憶と場所―都市観相学の試み

ハプスブルク 記憶と場所―都市観相学の試み

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582447118
  • NDC分類 293.09
  • Cコード C0022

内容説明

見出されたオブジェ、場所の守護神の顕現…。都市のさまざまな記号の陰にひそむ細部への感受性。平穏無事に見える都市に、嵐の前の風景がにわかに立ち上がる。ウィーン、プラハ、ブダペスト、トリエステ、そしてヴェネツィア―近代と神経衰弱、美学と病理学をめぐる五つの変奏曲。

目次

ウィーン(この世の儚さと屍体愛模造の身体 ほか)
プラハ(魔術的都市の風景;ハプスブルクの憂鬱;汎知学;プラハ―イスラエルの母)
ヴェネツィア(十八世紀;刹那、メタモルフォーズ、終末 ほか)
ブダペスト(近寄りがたいエリーザベト;エルジェーベト―ハンガリーの美しき運命 ほか)
トリエステ(帝国の海港;多様な民族 ほか)

著者等紹介

メディクス,トーマス[メディクス,トーマス][Medicus,Thomas]
1953年バイエルン生。マールブルク大学でドイツ文学、美術史、政治学を修め、ヴェーデキントの演劇論で博士号を取得したのち、トリエステをはじめ、プラハ、クラクフ、チェルノヴィッツなどの旧オーストリア=ハンガリー帝国の各地を歴訪。ジャーナリストとしての仕事のかたわら、「世紀末」美学に関するエッセイを数多く著している。2001年の夏季にハンブルク社会研究所の客員研究員をつとめる。2003年9月より『フランクフルター・ルントシャウ』紙のベルリン通信員

三小田祥久[ミコダヨシナガ]
1964年大阪生。京都大学理学部を卒業したのち、神戸、ルーヴァン=ラ=ヌーヴ、パリの各大学で文学、哲学・論理学史、美術史を修める
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感想・レビュー

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Lieu

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ホーフマンスタールの世界である。タナトス、メランコリーへの世紀末的感性。何より文章が審美的で好みだった。2019/11/10

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