内容説明
めんどくさがりで、引っこみ思案だったイッキは、たまたま出あったブーメランに夢中になり、どんどん積極的になっていく自分におどろく。やがて、クラスの“おちこぼれ”三班の仲間と、大会をめざして特訓にはげむことになるが…。―ブーメラン歴二十年の作者が、手作りブーメランのおもしろさや競技ブーメランの迫力など、かんたんで奥が深いブーメランの魅力をたっぷり語った物語。
著者等紹介
山口理[ヤマグチサトシ]
1953年、東京都に生まれる。教職のかたわら執筆活動を続け、のちに著作に専念。児童文学の創作を中心に、教員向けや一般向けの著書も多数ある。日本児童文学者協会会員。日本ペンクラブ会員。また、日本ブーメラン協会監事
岡本順[オカモトジュン]
1962年、愛知県に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
34
面白かった!夢中になれるものが見つからず、人と関わることすら億劫がる、「めんどくさい」が口癖の主人公イッキ。班の仲間とも打ち解けられず悶々と過ごす毎日の中で、火が付いたようにのめり込んだのがブーメラン競技。大人も交えたクラブの一員となり、仲間と困難を乗り越えることで次第に友情が育まれていく様子がとても爽やかに描かれている。「投げなきゃ、何も戻ってこない。やったことがすぐに結果として戻ってくる人もいれば、ゆっくり戻ってくる人もいるし、それに気づかないこともある。」父との会話が奥深い。『夢中人』、素敵です!2020/04/14
みつばちい
10
娘が四年の時に読んでオススメしてくれた本。何をやってもダメだった班のメンバーがブーメランを通して絆が深まり、成長していく物語。それぞれの子のキャラクターにも無理がなく、直球の熱い話ではありながらブーメランという興味深い題材のため新鮮で面白い。男子にも楽しめると思うので、ブックトークなどでおすすめしたい。2017/06/19
頼ちゃん
8
あっという間に読めた。等身大の主人公たちという感じでいい。主人公が悩んでいるときの家族の言葉も良かった。ブーメラン、やってみたくなりますよね。2017/07/21
おはなし会 芽ぶっく
5
教育出版国語 5年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】めんどくさがりで引っ込み思案なイッキは、たまたま出会ったブーメランに夢中になり、仲間と大会目指して特訓を始めます。2015/06/19
hoguru
3
息子9歳1人読み2020/11/18