出版社内容情報
小学4年生の渉はおばあちゃん子。町内会のお祭りの打ち合わせの日、勇気を出しておばあちゃんの失敗から生まれたイチゴソースの「うっかりスパゲッティー」をメニューにしたい、と提案した。すると、同じクラスになったばかりの真奈もお兄ちゃんが作ったグラタン風の「かみなりスパゲッティー」を、ユジュンとジーナは韓国海苔とタリアテッレで作る「カンタリアン」を提案し、試食会に用意することになった。3つのスパゲッティーはどれもレシピなしで作ったオリジナル。偶然できたキセキのスパゲッティーだ。
渉は年老いていくおばあちゃんが心配だし、サッカークラブの仲間ユジュンともふとしたことから気まずくなったし、どちらにも自分の気持ちがうまく伝えられない。
真奈は初めてクラスがいっしょになった、イタリア人父と日本人母の娘、ジーナのようにハキハキと物が言えず、悩んでいた。韓国人のユジュンはサッカーのポジション決めのときにライバルに言われたひと言に傷つき、ジーナと悩みを共感しあっている。
スパゲッティーにまつわる想いがからまって、それぞれの気持ちが重なっていき……。自分の気持ちを伝えることのたいせつさ、家族や友だちへの思いが伝わる1冊です。巻末には、3つのスパゲッティーのレシピ付き。
内容説明
渉のうっかりスパゲッティー、真奈のかみなりスパゲッティー、そしてジーナとユジュンのカンタリアン。どのスパゲッティーもレシピなしで作ったオリジナル。そして、どのスパゲッティーにもおいしさと物語がたっぷりつまっていて…。それぞれの思いがつまったスパゲッティーがキセキをよぶ!?自分の気持ちをうまく伝えられない、きみたちへの応援ストーリー♪
著者等紹介
山本省三[ヤマモトショウゾウ]
神奈川県生まれ。横浜国立大学にて児童心理学を学ぶ。卒業後、医薬品メーカーのコピーライターを経て、絵本、童話、ノンフィクション等の創作活動をはじめる。「動物ふしぎ発見」シリーズ全5巻(くもん出版)で、第34回日本児童文芸家協会賞特別賞、『深く、深く掘りすすめ!“ちきゅう”』(くもん出版)では第1回日本子どもの本研究会作品賞を受賞
十々夜[トトヤ]
富山県生まれ、京都育ち。児童書の装画を中心に、キャラクターデザインやゲームのイラストなど幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
雨巫女。@新潮部
頼ちゃん
piyちゃん♡
20220111